雑司ヶ谷その1
それはある日曜日のことでした。
私は友人のカメラマンSと、雑司ヶ谷の路地へ撮影に出かけました。
本来は、ごく真面目な街並み写真が目的だったのですが、
その私たちの眼前に、突如飛び込んで来たのがこの看板でした。

なんで「ち」だけ平仮名なのか。
「痴漢」より「ちかん」より、やらしい感じがしたのは私たちだけでしょうか。
この後、私たちの撮影は、当初の目的を完全に逸脱し、
気がつけば、「痴漢に注意!」コレクションと化してしまったのです。

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