2006.Sept.29

柴田哲孝『下山事件 最後の証言』

「どうして今頃下山事件?」と思い、なかなか手が伸びなかったのですが、日本推理作家協会賞を受賞したと聞いて読んでみた。ああミーハー…

この手のセミ・ドキュメンタリー本としては、数年前にベストセラーになった『帝都東京・隠された地下網の秘密』がありますが(→いわゆる、有楽町線軍事路線説の話)、こちらは私にはキツかったです。

なにせ私は、ふだん読んでいる本の八割がミステリというヲタなので。「有楽町線の駅は、地図によって位置が違い、誤差が大きいものでは数十メートルも違う」なんて魅力的なネタを持っていながら、淡々と事実を述べるような文章で、なんでもっと読者を引っ張り込む書き方してくれないかなぁ、と思った。

ふだん読んでるものが偏りすぎ、と言われりゃそうなんですが。

その点、こちらは「あの事件をやったのは、もしかしたら、兄さんかもしれない」という作者の大叔母の言葉から始まり、ちゃんとミステリの文体で書かれているのでとても読みやすい。

正直、私は下山事件に詳しいわけじゃないんで、この本の説にどれだけ説得力があるかは分かりませんが、松本清張の著作や、矢田喜美雄『謀殺 下山事件』などの定番をふまえた上で書かれているので、これからはこれが「下山本」のスタンダードになるのかもしれないと思いました。

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凱旋門賞、出走馬確定。
8頭立て… ですか。しかもラビット(ペースメーカー)不在。
私はてっきり、多頭数でディープを取り囲む作戦に出ると思っていたんだが。
少頭数で何を企んでやがる、欧州勢(笑)。

ラビットを用意すると思われたファーブル厩舎が
「ペースが上がらないことが心配」とコメントしてるということは、
これは不測の事態なんですかねえ…

プライドの評判が高いが、牝馬で58kgってのはどうなんでしょう。
ニッポンなら、ヒシアマゾンとかエアグルーヴ級でないとこなせない斤量では。
スローのダンゴ状態で直線に突入したら、追い込んでくる3歳勢の一発が怖い。
それはハリケーンラン陣営も同じと思うんだけど…

…なんだかんだ言っても、今週は日本の競馬より、こっちが面白い。

kaji

投稿者 TEH Editors : 08:14 | 読書(ミステリ)

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コメント

はじめまして。
先日、ネットニュースで銀座線新橋駅の幻のホームが公開されるというのを見て、この本のことを思い出しました。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/071107/trd0711071743008-n1.htm

これって、関係あると思いますか?
本にはあのデパートの地下に駅があるといったようなことが書いてあったと記憶しております。

投稿者 ao : 2007.Nov.8. 16:17

どうも、aoさん情報ありがとうございます。
幻ホーム公開ですか… 150人限定だと抽選になるのかな。下山=昭和24年、このホームの使用=昭和14年らしいので、時期はずれていますね。でも、ミステリネタになりそうな場所ですけど^^。

余談ですが、柴田哲孝氏の本はその後、『KAPPA』を読みまして、こちらも私は結構楽しみました。

投稿者 kaji : 2007.Nov.10. 10:22

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