2000.10.08 阿寒富士


メンバー ひぐま一人
天候   くもり時々雨

雌阿寒岳に過去6回も登っていながら何故か登っていなかった阿寒富士。
1998年からは火山活動の活発化で入山禁止になり、
一度も登らないまま、釧路を去るのではという危惧をいだいていた。
今年春、入山許可になったときも情報が飛び交い、
それがHYMLに入るきっかけとなった想い出の山でもある。

5時釧路発、この時点では小雨が降っていた。引き返す気まったくなし。
6時50分オンネトー駐車場着。雨はあがっていたが寒い!!
ヤッケを上下着込み7時から登山開始。
5分後厚くてヤッケの上を脱ぐ。
樹林帯の楽な登りなのだがきつく感じる。
樹林帯を出れば楽になると信じてそのまま進むも、
へばりそうになり、ヤッケ下を脱ぐ。
5合目で雨が降り出す。
またヤッケ上を着て、リュックカバーを装着。
今日のパッキングは天候悪化を予想して、リュックがずぶぬれ
になっても中身は濡れないようにしてあるのだが、
リュックだって濡れてしまえば重くなる。
樹林帯を抜ける6合目あたりから雨はほとんどやみ、
オンネトーと山麓の紅葉が見えてくる。
目指す阿寒富士の山頂もくっきり見えている。
8時45分8合目分岐、
9時阿寒富士への急登がはじまる。
適度な湿気で比較的登りやすい。
9時半山頂着。

噴煙をあげる雌阿寒岳主火口、雲海に浮かぶ雄阿寒、
オンネトーの全貌と周囲の紅葉も見える。
根釧台地はすっぽり雲の下。
山頂にいるうちに風が強くなりだし、
おにぎりを持つ手がかじかんでしまう程。
体感気温は0℃以下かもしれない。
お湯を沸かすのをあきらめ10時下山開始。
その10分後8合目付近まできたときには
阿寒富士山頂は雲の中。
11時30分下山。
冷えた身体を暖めるために野中温泉別館に入る。
あがり湯も、なーーーんにもなくて、300円だったけど
生き返ったここちがした。
睡魔と戦いながら釧路に戻る。

阿寒富士 雌阿寒岳主火口 雲海に浮かぶ雄阿寒 オンネトー全景


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