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【2019年最新】いま学資保険を検討するなら

2019.1.13



2018年、筆者に待望の我が子が生まれました。日々大きくなる子供の姿を見ると、今日という時の大切さを改めて感じますね。と同時に子供の学費を一所懸命貯めないといけないなという気持ちも強くなりました。
子供の学費は1人1,000万円とも言われています。となると当然学資保険を検討することになります。
今回私が考えていたのは、手元の預貯金を使って一括で保険料を払込み、児童手当を別途貯蓄して合算で大学の進学費用に使用という計画です。
今回はその学資保険を検討した体験をご紹介します。

目次

2018年の学資保険事情

【比較1】アフラック「夢みるこどもの学資保険」

【比較2】日本生命「ニッセイ学資保険

【比較3】フコク生命「みらいのつばさ」

【比較4】明治安田生命「つみたて学資」

私が学資保険に加入しなかった理由


2018年の学資保険事情

長引くマイナス金利政策の影響から、学資保険の返戻率は軒並み低水準で各社並んでいる状況です。かつては返戻率120%以上といった時代もありましたが、いまは高くても110%いくかいかないか、という感じです。私もそれは理解していましたが、学資保険はいわゆる「ドアノック商品」と呼ばれるもので、保険会社が新規顧客を開拓するため比較的返戻率が高めに設定されている傾向にあり、各社から資料請求をしてみることにしました。筆者が資料請求をしたのは4社で、明治安田生命・アフラック・日本生命・フコク生命です。

これらの商品はどれも保険ショップ経由で加入することはできず、保険会社の営業の方から加入しなければならない商品です。そのため比較検討するためには、各社から資料を請求して営業の方から話を聞いたうえで、返戻率や受け取り方など、各社の違いを整理しなくてはなりません。
いま学資保険を検討している方の参考になるように、各社の比較をご紹介します!

【比較1】アフラック「夢みるこどもの学資保険」

返戻率:約97%

結論から言うと、アフラックの学資保険は資料を見てすぐ検討から外れました。その理由は、返戻率が100%を下回っていたからです。つまり払った金額の方が、戻ってくる金額より大きく、損をするということです。学資保険はあくまで貯蓄として考えていた私にとって、100%を下回るというのは論外でした。

※検討していたのは2018年でしたので、2019年は状況が多少変わるかと思い、アフラックのHPで試算してみましたが、やはり97%程度の返戻率でした。

【比較2】日本生命「ニッセイ学資保険」

返戻率:約107%

次に日本生命の学資保険です。返戻率は約107%と、低水準の貯蓄型保険のなかではなかなかパーセントでした。300万円を貯める場合、約280万円ほど払込めば良く20万円ほど利息がつくイメージです。「これならいいかな」という感想だったのですが、日本生命の学資保険は受取りプランが希望に合いませんでした。というのも、ニッセイの場合は18歳~22歳まで5回に分けて受け取る方法のため、最後の1回を教育資金に活用することができないからです。

第一回
学資年金
第二回
学資年金
第三回
学資年金
第四回
学資年金
第五回
学資年金
100
万円
50
万円
50
万円
50
万円
50
万円
18歳 19歳 20歳 21歳 22歳

上記の表のとおり、子供が大学に進学する18歳のタイミングでは100万円(全体の1/3)しか受取れません。これでは大学の入学金+初年度授業料を賄うことができません。
また、22歳で50万を受け取れますが、22歳はもう子供が社会人になる年齢です。(大学院には進学しない前提のため)このタイミングではもう学資が必要ありません。
学資保険に加入する以上、自分が必要なタイミングでお金を手にしたいのですが、それが残念ながらできなかったため、加入はやめることにしました。

【比較3】フコク生命「みらいのつばさ」

返戻率:約105%

返戻率は日本生命より少し低い、約105%でした。約2%程度の差ですが返戻率が高い商品と比較した場合、やはり見劣りする金額になってしまいます。とはいえ、受取方法によっては決して悪い返戻率ではありません。受取方法はステップ型とジャンプ型の2種類がありますが、残念ながらどちらも私が希望する受け取り方はできませんでした。

【比較4】明治安田生命「みらいのつばさ」

返戻率:約109%

返戻率は4社で最高の109%でした。現在の市況を考えると、この返戻率はかなり高い数字です。特に学資保険はその性質から円建てで貯めたいというニーズも多く、これ以上の返戻率を誇る商品は他にないのではないかと思います。
また、受取方法も18歳から21歳までの合計4回で受け取れますので、すべてを教育資金に使うことができます。ここまでみてきた3社と比較してすべて私の希望に合ったものです。

しかし、最終的に私は学資保険には加入しませんでした。返戻率も良く受取方法も希望に合った保険だったのに、なぜ加入しなかったのか?その理由をご説明します。

私が学資保険に加入しなかった理由

私が最終的に学資保険に加入しなかった理由は大きく2つあります。

  • そもそも返戻率が低い
  • 比較検討して高い返戻率の学資保険を探したとはいえ、最大でも109%というのは私にとっては低い数字でした。というのも、すでに手元にある預貯金で保険料を賄うつもりでしたので、死亡保険の機能は一切教授できません。あくまで貯蓄です。しかし保険は短期で解約した場合、元本割れを起こすリスクがあります。10年以上の長い年月、まとまったお金を一切解約できないことは私にとってはリスクでした。というのも、家を住み替えたり、車を買ったり、一時的にお金を使いたい局面が発生する可能性は大いにあります。そのとき、解約したら元本割れする金融商品は私にとっては選択肢を狭めるものだったのです。

  • 金利は今後上昇する可能性がある
  • もう一つの理由は、いま金利はこれ以上下がらない局面にあるということです。つまり今後は金利が上昇していく可能性が高く、学資保険の返戻率も高くなる可能性があります。
    もともと保険料を一時払いで支払おうと考えていたため、いま焦って加入せずに今後返戻率が上昇したら、その時改めて検討しても問題はないと判断しました。

学資保険は大切な子供のための教育資金となるものです。そのため慎重に検討される方も多いのではないでしょうか。以前より返戻率が下がり、貯蓄性がなくなってしまった今、必ずしも学資保険に加入する必要はないと思います。

近年は学資保険の代わりに終身保険を活用するケースも多くなりました。というのも、終身保険は解約したタイミングで一括でお金を受け取ることができるからです。大学進学時は、受験から入学までのタイミングが一番お金が必要になります。そのため子供が17歳くらいのタイミングで300~400万円程度の解約返戻金を受け取る方が、毎年50万円ずつ受け取るよりも有益に感じる方も多いようです。

現在、学資保険を検討されている方はぜひ終身保険も視野に入れてみてください。

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