基本性能
唐突ですが、異常な双眼鏡とはどういうものでしょうか?勿論悪い意味で、です。
殆どの双眼鏡には7×50もしくは7×50 7.1°という様な表記が見つかる筈です。
「7×」というのは倍率を表します。この場合は7倍です。一般的な用途に限って言うならば、20倍以上は異常です。又、ズーム機能付き双眼鏡も良心的なものは殆どありません。これらはまず使い物になりません。酷いものは何も見えません。高倍率は禁物です。
「50」は対物レンズの直径(mm)です。対物レンズ有効径と言われる数値です。これは特に異常な数値というものは無いでしょうが、対物レンズ有効径を倍率で割った数値が2以下であれば、やはり異常であると言えます。
「7.1°」は双眼鏡を覗いて見える実際の範囲です。4°を下回るものは異常です。見たいものを一発で視界の中に入れることが困難になります。
詳しくは各項で説明していますのでそちらをご覧下さい。
これらの数値は双眼鏡の性能(仕様)を表す重要な数値で、この数値によって用途も変わってきます。 ですから、数字の大小だけでは優劣を付ける事は出来ません。 が、双眼鏡の知識が乏しく、かつ一般的な用途に限って言うならば、上記の様な異常な双眼鏡は絶対にお奨めできません。 NikonやFujinonといった一流カメラメーカーの双眼鏡を覗けば納得する筈です。大型家電量販店などに行って覗いてくることをお勧めします。間違ってもホームセンターには行かないように。