梅園竜子は、1935年にPCL(東宝の前身)の専属女優となる。好きなバレエを捨て、なぜ映画界に入ったのかは不明だ。一説によると、川端康成の口利きだという。その可能性は高いが、本人がこの人気作家に口利きを依頼したという話は怪しい。 しかしその映画出演期間は、先の年表にもあるように1935年から戦争の激しくなる1940年まで、ほんの5年間ほどのことであるにもかかわらず、出演した映画では、ほとんど準主役に抜擢されている。多くは高名な成瀬巳喜男監督作品だ。
下記の写真は「東宝映画」(昭和13年12月1日発行)
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