タイトル:「デザーテッドバイオリン」。F15
絵画教室の静物のひとつ、壊れたバイオリンからたちまち出来上がったイメージを絵にしたもの。
従って椅子に載ったバイオリン以外はすべて空想の産物。(もちろんヌードも)
弦の一本が外れ、ゲタ(?)が壊れそうな古いバイオリンは捨てる他ない。そこからめったに人の来ない山里に打ち捨てられたバイオリンのイメージまで、時間はかからなかった。
近郊の山里、「晩秋の武蔵野」といえば北村巌。彼の武蔵野の絵を参考にさせてもらった。振り返る人物と、その先にあるバイオリン。そのバイオリンの上に伸びるブナの木(のつもり)。
紅葉と人物、バイオリンが三角形の緊張関係を作って構成としては面白いと。。。
2007年12月