本白根山コマクサ群生地



  本白根最高地点とコマクサ群落



  コマクサ



  観測小屋から白根火山お釜

8月12日(火)  天気=晴れ時々曇り

09:32万座温泉→ 10:53〜11:10コマクサ群生地→ 11:13〜11:16本白根最高地点→ →12:12〜12:25白根火山観測小屋→ 12:33〜13:10白根火山バスターミナル

 妻の「何処か行かない。?」の声に「ガソリン代は高いし、お盆で混んでるから近場で」と考えて計画したのが今日の山行だ。

 関越道渋川ICで降りて草津街道をひた走り、09:30頃万座温泉入口のバス駐車場に着いた。既に標高1700mの所だが、風もなく蒸し暑い。ここから本白根山に向け歩き始める。

 最初は容赦なく陽の照りつける笹原の中を登って行く。妻は暑さのせいか足が重そうだ。やがて樹林帯に入ったので直射日光の攻撃からは逃れられた。

 この歩道は本白根山までコースタイム1時間半、手入れもされて歩き良い道だ。しかし誰とも行き会わない。何しろゴールはハイウェーが走り、車で15分もあれば行ける所だから何を好き好んでと言う事だろう。

 長い樹林帯歩きから開放されると、そこは山頂間近コマクサの群生地であった。展望も開き志賀高原の山々が指呼できる。しかし、その間を縫う車道を走る車の騒音が遠く響いて、深山を訪れたという風情はない。

 ここから僅かの歩きで本白根山歩道の最高地点に着く。雰囲気は一変、沢山の人々が行き交って、ここから先は登山というより観光地と呼ぶべきエリアだ。高山植物としては希少なコマクサが、山頂付近では一番ポピュラーに咲いていて、ガッチリ柵で規制されている。

 大勢の人が行きかう道を歩いてゴンドラ山頂駅へ到着。車道が通じているからここも観光客で賑わっている。ここから逢ノ峰という小さな山を越えて行く。登りは木道だが土の部分が流失して、障害物コースみたいな道だ。時々見掛けるずさん工事の典型で、こんな工事なら止せばいいのに。

 山頂には白根火山観測小屋があり、草津白根山の眺望がグッド。お釜を見物する観光客が蟻のように見える。到着した白根火山バスターミナルは、平日とはいえお盆の時期なので沢山の人々で大賑わいだ。私達は13:10発のバスで万座温泉へ戻った。

 バスを降りると「豊国館」という見た目パッとしない旅館へ行く。インターネットでは万座で一番安い温泉との事。フロントでヤル気のなさそうなオジサンに入湯料2名分1000円を払い、さっそく温泉へ

 浴場も気の利いた設備は何もなく湯治場のようだが、白濁したお湯は正しく本物の温泉。涼しげな風が吹き渡る大きな露天風呂には大満足。

 帰りの道は、万座有料ハイウェーで又通行料を払うのが癪なので、白根火山を越え草津温泉経由で夕刻我が家へ戻った。