9月20日(火) 曇り時々雨
昨日のうちに平標新道ゲートまで来て車中泊。
朝目覚めると昨夜雨が降ったようで、地面は濡れ周囲は灰色の世界、最近の山行どうも天気に恵まれない。行き渋っていると、釣り人の車が来たので、押される様に出発する。
決心できぬまま吊橋まで歩き、毛渡沢を渡渉して登山道に入ってからやっと登る気になった。
泥濘の道が続き早くも靴の中が水っぽくなってくる。西ゼン下流の渡渉点は辛うじて水に浸からず渡れた。
ここから遠慮のない尾根の急登が延々と続く。(私はこんな道が好きだ。俄然闘志が湧いてくる)途中の矢場ノ頭付近で少し緩むがそこを過ぎると又急登。
森林限界を越えたのか笹の道になる。雲の中、西ゼンの谷からザアーザアーと沢音が聞こえる。晴れていれば素晴らしいナメ滝が見えるのに残念だ。笹のピークを越えると池塘のある湿原に着いた。
霧の中幻想的な眺めだ。今までの疲れが癒される。ここから少し登ったところが平標山頂であった。
南側から寒風が汗と雫で濡れた身体に突き刺さる。木綿のシャツだったら辛いところだ。写真を撮ると早々に出発する。
松手山経由の下山コースは登りの平標新道とは対照的に、遊歩道のように快適な道である。バスの時間を考え急いで降る。
途中二人の単独行者とすれ違う。一人は珍しく美しき女性であった。
うまくバスに間に合い、越後湯沢駅へ向かう。駅では昼飯がわりにまず缶ビール、「ンー……うまい」電車で土樽駅まで行き、後は酔いをさましつつ歩いて車のある平標新道ゲートまで戻り、湯沢ICから関越道で我家に帰宅した。
06:08平標新道ゲート発→06:30吊橋(毛渡沢出合)→07:20〜07:35渡渉点→08:25〜08:37休憩→09:28〜09:35池塘→09:49〜10:00平標山→10:27〜10:33松手山→10:44巨大鉄塔→11:06〜11:15平標登山口→(バス)→11:48〜11:58越後湯沢駅→(電車)→12:15土樽駅→12:51平標新道ゲート