MASA MEIKYO Live

 

泥沼にはまったかのような一月から

なんとなく落ち着いた雰囲気を醸し出すようになった2月17日。

人生最悪といっても過言ではない一週間のオチとなった

飲酒運転検挙の禊ぎ(自業自得っていうな)として

朝から仕事を休んで赴いていた一日免停の講習を終え、なんばへ電車で向かう。

 

お好み焼きとビールで腹を膨らませて、会場であるAnother Dreamへ。

 

ワンドリンク制はいいのだが。

ジントニックをサン○○ーソーダを使って作るという妙技には参った(爆)

当然旨いはずもなく、まあライヴハウスの旨い酒か

テキ屋の当たりくじかというぐらいなものなので笑って済ませることにする。

 

まさかおかわりが出てくるとは思わなかったがなっ(爆)>Jose

奢ってもらって文句言うなよ>わし

 

で、ちょっと前略して(笑)、

名鏡さんと西本さん登場。

 

ぼそぼそとした(笑)MCを挟みながらライヴは進んでゆく。

初公開な未発表曲、また西本さんのソロ(インスト)も含め

アンコール「君が好きだよ」まで。

 

愛煙家のわしとしてはライヴハウスは嬉しい。

何人に解ってもらえるか、という感じではあるが、

「煙草を吸いたくなる曲」というのは明らかに存在する。

そういう時、ライヴハウスは有り難い。

失礼ながら煙草をくわえることができるのだから。

煙草の煙と流れる音楽を身に纏う、というのがどれほど心地よいものか。

 

音楽を身に纏う、というのは不正確かも知れない。

名鏡さんの唄はわしのどこかにある隙間を

「するり」と抜けて躰の中に入り込んでくるのだから。

温もりに包み込まれるわけでは、ない。

中に入って来る、柔らかな熱。

突き刺さるものでも、抉り取るものでもない。

 

あくまでも、「するり」と抵抗なく、

抵抗がないが故に奥深くまで到達し、

奥深い何かに優しく触れる。

 

温かくもあり、痛くもまたある、感覚。

 

するり、と。

 

人肌に温められた声、詞、ギターの音、が。

そして温もりが逃げないよう、煙で躰を覆って。

温もりに痛みを感じながら。

 

どこかに捨てた筈の想いと、絶対に表には出さない想いの傍に、熱。

 

するり、と。

 

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