ドゥカティ初体験

 

ついに試乗して参りましたドゥカティ・モンスター1000S。

ほんとは800Sie.に乗ってみたかったものの訊いてみると

生憎用意がないとのことで、まあ折角来たのだしと1000に跨らせて貰いました。

一跨ぎして一言、「軽・・・・・」

排気量を無視するかのような軽やかさにしばし茫然。

セパハンの山賊よりもやや前傾は軽いものの

通常のアップハンドルよりは前傾がきつく、更に張り出したハンドルがまた難しい。

非常に中途半端なポジションで結構腕に負担がかかる。

これがモンスターか・・・と思いながらお店を出て左折、

毎週のように通る新御堂筋南向き。

四発に慣れたわしには異音とすら思えてしまうエンジンの音を聞きつつシフトアップ。

大型車でまともに加速したのは当然お初なもんで

そのギャップに溜息をつきつつ車の流れに乗ってしばし南下。

しばし、というほどの距離じゃありませんがね(^^;

正直擦り抜けぶっこきつつすっ飛ばしてみたかったんですが、

前歴1のわしがしかも休日昼間に試してみることじゃござんせん。

事実帰りしなの中環には白いおっきなバイクが数台停まっとりましたし。

んなもんでせいぜい流れに沿う程度でぼちぼちと走ってみる、

と・・・・・

ちょっと混んできて減速するとノッキングするんだなこれが(^^;;

回転さえ上げてしまえば大型のパワーをひしと感じさせてくれるものの

低回転では逐一ギアを選ばないと動いてくれないらしい。

ただでさえ渋滞中の単車は辛いのに、これではその辛さもかけ算されるというのが正直な感想。

 

で、お店に帰り着いて一言。

「面白いっ!」

 

扱い易いモノでは決してないけれど、

面白みは十分すぎる程強く備えている単車だな、と。

特有の振動も回転数を上げてからの加速も

ひらりと倒れる感覚も、これら全てモンスターという単車の魅力。

初めてギアのある単車(=γ125)に乗った時よりも

強く感じた「バイクに乗ってる!」という感覚。

手を離れることが決まったから言うわけではないけど、

山賊帽子が自転車のように無味に思えてしまう程の味の濃さ。

イタリアンテイストが和風より薄かったら、そらおかしいてなもんでしょうけど。

帰り道、山賊に乗って思いました。

「ものたりね〜〜〜〜」って。

(ゴメン>山賊)

で、はっきり言いましてですね、予算的な問題もあり、

諦めるために行ったんですよ、今回は。

そこで扱い難いと評判のドカに辟易してみれば

簡単に諦めもつくだろう、と。

そこで一乗りしておけばせめて一太刀で納得もできようかと。

 

 

結論は・・・・

 

 

 

更に悩ませることと相成りました(瀑)

 

いやほんと、難しくて乗りこなす自信なんざこれっぽちもなくって、

こんなもんで走れるかとすら思うんですが、

その真逆に単車の面白さがぎゅうぎゅう詰めっていうのがあって、

ちっちゃく「どないしょ」って振れてた悩みが

「どないしょ〜〜〜〜」って

大きくブレ動いてる状態になっちゃいました。

 

ですが、さすがに足としても使うことが多いのは間違いないので、

この辺でなんとか諦めも付きつつはあるんですが・・・・

 

でも、いつか、という夢はしっかり抱いたままにしておきます。

それぐらい楽しいバイクなんですから。

 

2004.10.10

 

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