韓国 ソウルの旅
2011. 5.17~20

今年1月に続き2度目のソウル。
何度行っても帰って来るとまたすぐに行きたくなる韓国、
今回もあちこち行って、いろいろ食べてきました。
けど・・・あまり写真を撮ってなかった(汗)



羽田空港 12:20発 KE2708



いつも変わらない機内食を食べる。



 金浦空港 14:35 到着


今回のツアーは、私たち夫婦と女性2人組のみ(同じホテル宿泊)
免税店ショッピングには立ち寄らずすぐにホテルに向かいました。


 



宿泊はひさびさのデラックスクラスのホテル、ロッテ ホテル ワールド ソウル 江南。


 

 

エントランスホールもエレベーターホールも客室通路も贅沢感いっぱい!
最近は格安ホテルばかりだったので、
やっぱりよいホテルは違うよなぁ~って思いました。



ガラス張りの外が見えるエレベーターからの景色。
私たちが泊まった12階からはマジックランドがちょっとだけ見えました。



エレベーターの天井の柄が綺麗だったのでパチリ。
こんなところも手を抜かないのですね。





部屋は、今回デラックスルームで広々。

が、



窓の外は・・・
ロッテワールドの吹き抜けドーム型天井だった(汗)


ロッテホテルワールドに宿泊するのは今回で3回目。
1度目は初めての韓国旅行で、
2度目は友達とレインさんのコンサートに行った時、
そして今回。
中心部明洞からは地下鉄で30分と少し離れているけど、
このホテルは免税店、百貨店、マートが隣接しているのでとっても便利。
入ったことはないけど遊園地ロッテワールド&マジックランドがあり、地下商店街もあって、
いつも地元の人でにぎわってる雰囲気が好きです。



今回は早得(50日以上前に申し込むと特典付)ツアーだったので

部屋がデラックスルームである他に



LOTTEのお菓子詰合せ、ロッテリア プルコギバーガーセット無料券、ビアバー ビール1杯無料券、朝食ビッフェ1回付
とっても有難い特典でした。


で、

機内食がいまいちだったので

さっそく



ロッテリアでプルコギバーガーを食べました。



プルコギは韓国風すき焼きとでもいいましょうか・・・辛くないお鍋です。
そのちょっと甘いタレのバーガー、なかなかイケてたヨ!



お腹を満たして、行動開始。

地下鉄に乗り明洞へ向かいました。

両替をして、今回初めて韓国で眼鏡を買ってみたり、ゆっくりお買いもの。



すぐにお腹が空いて



보쌈 (ポッサム)を食べました。



茹でた豚肉をキムチ、スライスしたニンニクなどとサンチュやエゴマの葉に包んで食べます。
私は以前韓国語のお料理教室で作って食べたことがあったのですが、
韓国で食べたのは初めて、美味しかったです。

店内は韓国人ばかりで、旅行者は私たちだけ・・・
大きな声で話す韓国の人たち、内容がまったく分からない会話に夫は落ち着かなかったようです。


2日目は早朝から観光ツアーを入れていたので、
1日目は早々に明洞を後にしました。




2日目


前もって日本からネットで申し込みしておいた非武装地帯(DMZ)&板門店ツアーに参加しました。

私が韓国に興味をもつきっかけとなった映画 『JSA』 の舞台が板門店です。
この映画見て韓国映画の面白さを知り、主演俳優ビョンビョンのファンになり、
韓国という国をもっと知りたいと思うようになった、韓国大好きのスタートでした。
そんなこともあって、いつか本物のJSAを見たいと思っていたのです。


朝7:00にホテルに迎えが来て
順々に回り参加者をピックアップしていきます。
私たちのホテルが1番最初だったのですが、その後バスに乗り込んでくるのはドイツ、カナダと外国人ばかり・・・
途中マイクロバスに乗り換えたところでやっと日本人参加者と合流できました。
しかし、バスの中は・・・3分の2は外国人でした。
ちなみに、日本語ガイドさんと英語ガイドさんが同乗しているので言葉の心配はありません。




非武装地帯に近づくにつれて

 

警備小屋が見えてきます。
鉄柵線の向こうは漢江(ハンガン)です。


 

初めての訪韓時に行った鳥頭山統一展望台。
臨津江(イムジンガン)向こうの北朝鮮をより近くに見ることができる展望台です。


 

車窓からなのでちょっとピンボケですが、
この辺りが北朝鮮に近い場所、河向こうに見える山が北朝鮮です。



最初の見学は

臨津閣(イムジンガク)

ここを訪れるのは2度目。
初めて訪れた時はガイドさんの説明に胸が痛んだのを思い出します。



1971年の南北共同声明発表直後開発された韓国代表的な統一観光地
民間人がパスポートなしで行かれる最北端の地です。
平和の大切さと統一の重要さを知るために建てられた施設で
DMZツアーの拠点となっています。
屋上展望台から民間人統制区域を眺めることができます。




平和の鐘
(人類平和と民族統一を願って作られた鐘)



臨津江を渡る唯一の橋、臨津江鐡橋



現在京義線が走っていて、ちょうど電車が通過しました。

 

自由の橋
1953年7月27日朝鮮戦争休戦協定締結後12,773名の捕虜がこの橋を渡り、
完全に自由の身になったことから自由の橋と呼ばれています。

 

橋の先は京義線の線路になっていて行き止まり。
北朝鮮で暮らす家族に向けたメッセージや南北統一を願う旗などが掲げられています。

 



京義線長端驛 蒸気機関車
朝鮮戦争中に被爆したのち、半世紀以上もの間非武装地帯に放置されていた機関車。



統一を願うリボン



望拝壇

北朝鮮が故郷であり、故郷に帰れない人たちが、
正月や秋夕などのときに故郷に少しでも近いこの場所で先祖を追慕するのだそうです。



京義線 臨津閣驛



家族連れが楽しめるよう遊園地もあります。



これよりバスを乗り換えて



非武装地帯 DMZへと向かいます。



これより先は写真撮影禁止となり、緊張感が・・・
途中検問所で若い警備兵がバスに乗り込んで来てパスポートチェック。
非武装地帯に入り、
バスが走る道端には地雷が埋まっていることを示す小さな旗が続きます(汗)
今でも2千万個っていってたかな?それほどの地雷が埋まっているそうです。



決まった場所でのみ写真撮影可ということで

 

京義線 都羅山驛
韓国最北端駅です。

 

案内板には「平壌方面」と表示されています。

 

売店と乗車券を売るカウンター

 

ちょうど警備兵の方たちが出て来たので、
お願いして一緒に写真を撮ってもらいました。
この子たち、並んでみたらとても背が高かった(ちなみに私の身長162cm)。
20歳くらいと思われる彼らたち、
体は大きかったけどあどけないお顔は普通の青年でした。


つづいては



都羅山展望台
韓国最北端の展望台。

 

霞んでて見え難いけど、望遠鏡で見ると工場団地や農地などが見えます。



つづいて

 

DMZ(第3地下トンネル)
1978年にソウルからわかずか52kmという場所で発見された
北が南に侵入する為に掘られた長さ1,635mのトンネル。
1時間あたりに武装兵3万人が移動できるといわれるトンネル・・・考えただけで怖っ(汗)

資料館で映像や模型を見ながら
どのようにトンネルが掘られたか?どのようにトンネルが発見されたか?などの説明を聞いて
いよいよトンネルへ。



トロッコに乗って地下トンネルを見学するのかと思ってたら、なんと徒歩(驚)
年配の方や持病のある方はトンネル入口で断念・・・

荷物をロッカーに預け、トンネル入口でヘルメットを着用して、
深いトンネルを下って行きます。
下まで下るとトロッコ乗り場のようなものがあったけど動いていない様子・・・
その先は狭くなり、低い天井にヘルメットをコツコツぶつけながらトンネルの先端まで進んで行きます。
大きなコンクリートの壁に当たり行き止まり、その先にも2枚のコンクリートの壁があり、
その先に軍事境界線があると思われます。

行きはよいが帰りが大変で・・・
先ほど下った坂を上るのに一苦労。
日頃運動不足の私はすぐに息が切れ、後ろから夫に押してもらいながらなんとか地上に出られた。




ちょっと年配の外国人団体さんたち
楽しそうに集合写真を撮っていました。



つづいて

統一村(民統線の北方地域にある村)にある農産物直売所へ。
高麗人参、豆類、米、ナムル(山菜)などがかなりお安く購入できるようです。


DMZツアーの拠点となっている臨津江に一度戻って、
午後から板門店ツアーに参加する私たちは
ソウルから乗ってきたマイクロバスとガイドさんとはここでお別れ。



昼食は

 

プルコギをいただきました。


バスの出発時間までブラブラしてたら



初々しい兵士たちが。



板門店へは



別の板門店ツアーの方たちと合流してこちらのバスで行きます。
1台は日本人、もう1台は外国人。


再び検問所でパスポートチェックを受け、
先ほどよりさらに最北端の軍事境界線目指してバスは進みます。

国連軍政令部支援隊の駐屯基地キャンプボニファスで担当兵士がバスに乗り込んで来て
1人1人パスポートを見ながら何やら記入していきます。
その後着席したまま服装チェックが行われます。
色落ちしたジーンズや短パン、迷彩柄、ミニスカート、ノースリーブ、襟なしシャツなどNG
かなり厳しいです。

担当兵士の方は、
サングラスをかけていて顔は見えないけど
映画 『JSA』 のビョンビョンのようでした。
参加していた女性も思わず「イ・ビョンホン!」と言ってました(笑)

余談ではありますが、
北朝鮮と線一本の危険な場所に配属されるこちらの兵士たちはエリートだそうです。
海外からの要人も訪れる為外国で暮らした経験がある語学堪能者、
ミスターコリアといわれるようなイケメンも多いそうです。
4年間日本の早稲田大学で学んだという兵士もいました。


キャンプボニファス JSA保全センター?到着

カメラ以外の荷物は全てバスに残してバスを下車。
JSA保安センターでブリーフィング、訪問者誓約書の署名などがありちょっと緊張。
いよいよ板門店見学へ。

静寂なはりつめた空気に緊張感が高まり、体感温度もヒンヤリ・・・
兵士が運転する国連JSAマークの付いた専用バスに乗り込みます。

しばらくバスは走り到着したのは
自由の家
(1965年国連側が訪問客用として設けた展望台)
その建物の入口で2列に並ばされ担当兵士の指示に従って進みます。

北側に向かって縦2列に整列



軍事停戦委員会 本会議場
奥の建物が北朝鮮側の板門閣です。
見学者が不自然な行動をしないよう前に立って監視しているのが担当兵士。



板門閣の前で監視する北朝鮮兵士が1名見えます。
時折双眼鏡を使ってこちらを見ていて緊張もピークに・・・
その横の窓にも大きな望遠鏡が見えます。



会議場の所はコンクリートですが、
その他は白い杭が軍事境界線。


次に会議場に入ります。



会議場の中は



会議場の中で一番大きなテーブルの上に置かれた国連旗の位置が軍事境界線です。



北朝鮮側に立つ韓国人兵士



境界線上に立つ韓国人兵士。

会議場の兵士は微動だせず蝋人形のようでした。
兵士に近づきすぎてはいけないということで、写真を撮るのに緊張しちゃってます(笑)


再び専用バスに乗り込み



本会議場前の道路をゆっくり通過



「ポプラ事件」の碑
1976年ポプラの木切断中に連合軍兵士が北朝鮮兵士により殺害された事件の切株の跡




帰らざる橋
南北捕虜の送還が行なわれた橋

を車窓から見学し、キャンプボニファス JSA保安センターに戻ります。


JSA保安センターには記念品を売る売店があり、



夫は「DMZ」とプリントの入ったTシャツを、
私は外国人に人気だったピンバッチを記念に購入しました。


以上で非武装地帯(DMZ)&板門店ツアーは終了。
ツアーバスに乗り、キャンプボニファスの警備兵に手を振られソウルへ向け発ちました。


普段街中や地下鉄の中で休暇中の軍人を見かけることはあっても、
平和で活気ある街の様子を見ていると朝鮮戦争が休戦中であるということを忘れてしまいます。
ですが、今回映画のセットではない本物の板門店を見学し、
休戦中とはいえ戦争の第一線で兵役の義務を遂行する兵士たちに会ったことはとても衝撃的でした。
約2年の服務を果たし無事に除隊できることを願わないではいられない、そんな母の気持ちになりました。




バスが ロッテホテル明洞前に到着し、ここで解散

まずは前日買った眼鏡を取りに行き、



小腹が空いたので南大門市場で 옥수수호떡(オ
ススホットッ)を食べました。


火災により崩壊してしまった南大門(崇礼門)



現在どのくらい復元が進んでいるのか気になり見に行ってみましたが、
復元完成にはまだまだ年月がかかりそうです。



夕飯は



해물탕
(ヘムルタン)



海鮮鍋にしました。
ソウルは、海鮮より肉料理の方がおすすめかも・・・です。


食後、お茶をしたくて韓国では珍しい落ち着いた雰囲気の喫茶店へ



私が注文したのは 밭빙수(パッピンス)
日本でいうところの練乳たっぷりの氷あずき。
その上にバニラアイスとカットされたあん入りお餅、ピーナツなどナッツがのってます。
サイズは2人前といったかんじで夫と2人で食べましたが、
キーンとした冷たさがなく、甘さも控え目でとっても美味しかったヨ。



夜眠むらない街 東大門市場へ

 

ファッションビル



工事中の東大門デザインプラザ

以前ここが東大門運動場でスタジアムがあった頃は
屋台や露店がいーっぱいで平日でもすごくにぎわっていました。
しかし、スタジアムが消え、屋台や露店が消え
昔のような若者があふれるといった町ではなくなってしまったような・・・
ちょっと寂しい。


ホテルに戻り、隣接するマートでお買いものして、
2日目も終わりです。