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JDBC接続方法

JDBCの接続方法について説明します。
今回は、pleiades4.5を使用し、DB2(Express-C v11.1)と接続します。
使用するテーブルはテーブルの作成方法で作成したものを使用します。

プロジェクトの作成・クラスの作成

eclipseのメニューバーで、「ファイル」-「新規」-「Javaプロジェクト」を選択します。
新規Javaプロジェクトウィンドウが開きますので、プロジェクト名に以下の値を入力し「完了」ボタンを押下します。
 プロジェクト名:jdbc-test

追加したプロジェクトを右クリックし、「新規」-「クラス」を選択します。

新規Javaクラスウィンドウが開きますので、パッケージ名、名前に以下の値を入力して「完了」ボタンを押下します。
 パッケージ名:cs.test
 名前:JdbcTest

JdbcTestクラスのソースを以下の様に変更します。
DB2への接続文字列、ユーザ名、パスワードはご自身の環境に合わせて修正してください。

package cs.test;

import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.PreparedStatement;
import java.sql.ResultSet;

public class JdbcTest {

    public static void main(String[] args) throws Exception {
        // DB接続情報
        String url = "jdbc:db2://localhost:50000/SAMPLE";
        String user = "user";
        String pass = "password";

        Connection conn = null;
        PreparedStatement prpStmt = null;
        ResultSet rs = null;

        // SQL文を定義する
        String sql = "SELECT * FROM MST_CUSTOMER WHERE CUST_NO >= ?";

        try{

            // JDBCドライバのロードする
            Class.forName("com.ibm.db2.jcc.DB2Driver");

            // DBへのコネクションを作成する
            conn = DriverManager.getConnection(url, user, pass);

            // 実行するSQL文とパラメータを指定する
            prpStmt = conn.prepareStatement(sql);
            prpStmt.setString(1, "2");

            // SELECTを実行する
            rs = prpStmt.executeQuery();

            // 取得した結果を全件出力する
            while(rs.next()){
                System.out.printf("%d,%s,%s,%s\n",
                    rs.getInt("CUST_NO"),       rs.getString("CUST_NAME"),
                    rs.getString("CUST_ADDR"),  rs.getString("CUST_TEL"));
            }

        }catch(Exception ex){
            // 例外発生時の処理
            ex.printStackTrace();  //エラー内容をコンソールに出力する

        }finally{
            // クローズ処理
            if(rs != null) rs.close();
            if(prpStmt != null) prpStmt.close();
            if(conn != null) conn.close();
        }

    }

}
  

これでクラスの準備は整いました。

JDBCドライバの設定

DB2に接続するために、DB2のjdbcドライバを設定します。
追加したプロジェクトを右クリックし、「新規」-「フォルダー」を選択します。
新規フォルダーウィンドウが開きますので、フォルダー名に以下の値を入力し「完了」ボタンを押下します。
 フォルダー名:lib

ワークスペース内のプロジェクトフォルダ配下に「lib」フォルダが作成されましたので、jdbcドライバをコピーします。
デフォルトのインストールだと以下のフォルダにjdbcドライバがインストールされています。
 フォルダ:C:\Program Files\IBM\SQLLIB\java
このフォルダにある「db2jcc4.jar」ファイルをコピーします。


追加したプロジェクトを右クリックし、「新規」-「フォルダー」を選択します。


Javaのビルド・パスウィンドウが開きますので、「ライブラリー」タブを選択し、「JARの追加」ボタンを押下します。

先ほどコピーしたファイルを選択し、「OK」ボタンを押下します。

これでJDBCドライバが設定されました。

実行

では、プログラムを実行してみます。
パッケージエクスプローラーで、追加したクラスを選択し右クリック。 「実行」-「2 Javaアプリケーション」を選択します。

コンソールウィンドウに以下が出力されました。
DB2の対象のテーブルからデータを取得することができました。

2,鈴木 和夫,東京都港区11,090-9080-4567
3,高橋 花子,東京都葛飾区5-1-4,090-0300-8901
4,田中 翔太,埼玉県さいたま市31,090-3000-0453
5,渡辺 明日香,神奈川県横浜市100,090-0100-1010