■【012】 今さら聞けない野球のルール Vol.2 インフィールドフライ 2004.02.24 Cap
今回のテーマは『インフィールドフライ』。
塁が詰まっている時に内野にフライが上がった場合は、インフィールドフライが宣告されて、
捕球したか落球したかによらず打者はアウトとなる。
姑息な手段による併殺プレーを防ぐためのルールである。
(1)インフィールドフライが適用される場合
・無死または一死で、走者が一・二塁または満塁の時(一塁および一・三塁は適用外)。
・内野手が普通の守備行為をすれば捕球できる飛球(ただしバントとライナーは適用外)。
⇒ここでいう内野手には、内野で守備を行なった投手、捕手そして外野手が含まれる。
⇒内野手がプレーに入る前に宣告される必要があるので、バントやライナーに対して宣告は実質的に無理。
ここで適用外になっているケースについては故意落球に関する規則がある。
(2)インフィールドフライはインプレイ(ボールデッドではない)
・内野手の落球を見こして離塁、進塁しても良い。
・ただし、捕球されたら帰塁の義務が生じる。
(3)審判員が宣告を行っても、打球がファウルボールになれば、インフィールドフライにはならない。
よって、打者はアウトにならない。
<Vol.2 完 >