■【007】 何も咲かない冬の日は...Vol.3              2004.1.2 Cap



今回もトレーニング理論のお勉強。

●トレーニング間隔
 毎日行うより、1日〜2日空けてトレーニングをした方が効果が出てくる。

 筋肉を増加させるには、筋肉の破壊と修復を繰り返さなければならない。
 筋力トレーニングを行うことによって筋肉は破壊され、
 それから時間をかけて徐々に修復される(筋肉によって回復の時間は異なる⇒後述)。
 トレーニング後は筋肉が破壊されてしまうので、トレーニング前よりも
 筋肉の総量は減少し、一時的に筋力の水準が低下するが、適切な時間休息を与えることで修復され、
 さらにはもとのレベル以上に回復するという現象(これを超回復と呼ぶ。)が起きて、
 一度減少してしまったはずの筋肉がトレーニング前よりも大きな筋肉になるのである。
 つまり、超回復が起こるのを待ってから次のトレーニングを行う方法が、
 筋肉を増加させるには理想的といえる。
 ◇超回復に必要な時間
  超回復は約48〜72時間かかるといわれているが、約48〜72時間というのは
  平均的な回復日数であり、本来、鍛える筋肉によってもまちまちである。
  例えば、大胸筋、広背筋、大腿四頭筋などは約72時間、上腕二頭筋などは48時間、
  腹直筋、前腕筋群、ヒラメ筋などは24時間、脊柱起立筋は96時間はかかるとされている。
  なぜ、回復日数が異なるかというのは、筋肉の性質や大きさ、
  日常生活での使われ方が異なるからである。
  一般的に小さい筋肉は疲労も早いのだが、回復も早く、また疲労してから回復するまでの
  時間自体に非常にトレーナビリティがあり、最初は回復するのに時間がかかったのに、
  トレーニングをつむにつれ、どんどん回復までの時間短縮していくという性質がある。
 ☆超回復について、もう少し詳しく知りたいときはこちら
 
●大きい筋肉から細かい筋肉へ
 複数のトレーニングを行う場合、大筋肉群を鍛えてから
 だんだんと細かい末端の筋肉へと鍛えることで、
 神経の伝達経路的観点から見ても、最大の効果が得られると言われている。
 例えば、
 @腕立て伏せで大胸筋を鍛える。
 Aサイドレイズで三角筋を鍛える
 Bダンベルで握力強化(ひじから先の前腕部)。
 では、@ABの順に行うのが望ましい。

<Vol.3 完 >