こ ん な こ と が・・・。
 このコーナーでは実際にあったプレー、またはありそうなプレーについてのルールの勉強をしたいと思います。とりあえずは管理人の見聞きしたプレーについて載せてみたいと思います。正解については一週間後位を目安に更新する予定です。ただし、管理人もルールについてはまだまだ未熟故、間違っていたら指摘をしていただけると助かります。  
2007.11.3出題
 四球を得た打者が1塁ベースを踏んだあとにそのまままっすぐ1,2歩塁を走り抜けた。そこで球を持った1塁手に触球された。さて、判定は?
11.3解答
 セーフ。安打などの場合と同様に扱います。もちろん、少しでも2塁方向へ進む仕草を見せた場合にはアウトになります。
2007.10.28出題
 ランダウンプレーの最中に走者が球を持たない野手に抱きついていった。どのようになるだろうか。
10.28解答
 成り行きでボールインプレー。触球されればアウトです。
2007.10.22出題
 無死2,3塁。2塁走者が牽制球で挟まれた。2塁に戻ろうとしたときにボールを持たない2塁手と衝突した。さて、どのようになるだろうか。
10.22解答
 オブストラクションで2塁走者は3塁へ、3塁走者は押し出されて本塁へ。
2007.10.17出題
 無死1,3塁で打球は1,2塁間のゴロ。前進守備をしていた2塁手の股間を抜け、すぐ後ろを走っていた1塁走者に偶然当たった。さて、判定は?
10.17解答
 他の内野手が守備をする機会がなければそのままボールインプレーとなります。
2007.10.5出題
 2死3塁。ボールカウント2−0。ここで本当を試みた3塁走者がストライクゾーンを通過する投球に触れてから本塁に触れた。さて、走者、打者に対する判定は?
10.5解答
 打者は三振でアウト。3塁走者の得点は認められません。
2007.9.28出題
 1死3塁。ボールカウント2−0。ここで本当を試みた3塁走者がストライクゾーンを通過する投球に触れてから本塁に触れた。さて、走者、打者に対する判定は?
9.28解答
 打者は三振でアウト。走者の得点は認められます。
2007.9.20出題
 無死満塁。攻撃側はスクイズを試みたが、打者のバントした打球は投手前の小フライとなった。全走者が元の塁に戻ろうとするのを見た投手は打球をグラブに当ててから落とし、本塁、3塁、2塁と送球して三重殺を試みた。さて、認められるか。
9.20解答
 認められません。故意落球となり、落とした時点で打者アウト、ボールデッドとなります。           故意落球とは無死、または一死で走者1塁、1・2塁、1・3塁、満塁のとき、内野に位置する野手がフェアのフライまたはライナーを故意に落としたときにボールデッドとなり、打者はアウトとなります。故意の目安としては容易にとれるフライ、ライナーを初めに片手、または両手で触れて落としたときとなります。他の場所に触れた場合は適用されません。また、インフィールドフライが宣告された場合にはこの規則は適用されません。
2007.9.10出題
 無死満塁。攻撃側はスクイズを試みたが、打者のバントした打球は投手前の小フライとなった。全走者が元の塁に戻ろうとするのを見た投手は打球がバウンドしてから捕球し、本塁、3塁、2塁と送球して三重殺を試みた。さて、認められるか。
9.10解答
 認められます。バントの場合にはインフィールドフライトならないので三重殺となります。
2007.9.3出題
 1死3塁。投手が軸足を投手板に触れて捕手のサインを見ているときに3塁コーチが本塁の方向へ走り出した。投手は走者が本当を企てたと思い、軸足を投手板の後方にはずして捕手に送球をした。さて、走者のいない本塁へ投げたがどのようジャッジすべきか?
9.3解答
 3塁コーチの行為は明らかに守備側を惑わす行為なのでボールデッドとし、3塁走者をアウトにする。
2007.8.29出題
 前問と同様のケース。2死3塁。打者は左中間にヒットを打った。3塁走者は悠々ホームイン。2塁を狙ったが塁に達する前にボールを持った野手にタッチされてアウトになった。しかし1塁手と塁審は打者走者が1塁を空過したことを見ており、打者走者のタッチアウトのあとにボールを持って1塁を踏み、アピールした。さて、得点は認められるのか。
8.29解答
 3死目がフォースの状態となるので認められません。
2007.8.18出題
 2死3塁。打者は左中間にヒットを打った。3塁走者は悠々ホームイン。2塁を狙ったが塁に達する前にボールを持った野手にタッチされてアウトになった。1塁手と塁審は打者走者が1塁を空過したことを見ていたがアピールはなかった。さて、得点は認められるのか。
8.18解答
 もちろん認められます。
2007.8.4出題
 1死満塁。打球はサードへのゴロ。3塁手は3塁ベースを踏んだあと、1塁に送球したがそれた。しかし捕球した1塁手の判断よく、1塁ベースに触れる前の打者走者にタッチしてアウトにした。3塁走者は3アウト前に本塁に達していた。さて、打者走者がタッチアウトされる前に本塁に達した走者の得点は認められるだろうか。
8.4解答
 タッチされてのアウトですが、フォースプレーの扱いとなり、得点は認められません。
2007.7.31出題
 2死1,2塁。打者はランニングホームランを打ったが、2塁走者が3塁を踏み忘れたためにアピールされてアウトに。さて、得点はどうなるだろうか。
7.31解答
 3アウト目がフォースの状態なので得点にはなりません。
2007.7.22出題
 ライト線上にフライが上がり、打球に触れたが落球した。このとき、野手の両足は完全にフェア地域にあったがグラブに触れた位置はファール地域にあり、触れた打球はフェア地域に入った。さて、フェア?ファール?
7.22解答
 もちろんファールです。
2007.7.14出題
 無死3塁。打球が3塁に触れている走者に偶然当たった。さて、アウト?
7.14解答
 アウトです。
2007.7.8出題
 無死3塁。左中間に大きなフライが上がった。これをセンターが取り損ない、一度グラブに当ててはじいてから捕球した。3塁走者はセンターが一度で捕球したものと思い、リタッチしたホームへ。守備側は3塁へボールを送り、捕球前にスタートしたからアウトだとアピール。さて?
7.8解答
 バウンドしない打球が野手に触れた時点で走者はスタートを切っても構いません。ですから得点は認められます。
2007.7.3出題
 1死2塁。ライナー性の打球をショートがノーバウンドではじき、そのまま走者に当たってさらに球が地面に触れる前にショートが捕球した。さて、打者、走者は?
7.3解答
 野手に一度触れた打球は、地面に触れたものと見なします。ですから成り行きとなります。
2007.6.26出題
 1死2塁。打球がノーバウンドで塁を離れている2塁走者に当たり、そのまま地面に触れる前に遊撃手が捕球した。さて、走者、打者はアウトになるのだろうか。
6.26解答
 打球が走者に当たった時点で走者がアウトとなり、ボールデッドとなります。ですから走者アウト、打者1塁で始まります。(2死)
2007.6.17出題
 2死走者無し。2番打者のところを4番打者が打席に入り、ヒットを打った。続いて2番打者が打席に入り1球を投げたあと、走者が牽制球でアウトになった。さて、次の回は何番から始まるだろうか。
6.17解答
 打順間違えは間違えた打者が打席を完了し、次打者に1球が投げられて正当化されます。この場合は、4番打者の打席は正当化(次打者は5番)されますが、次に入った2番打者は打順間違えになります。だから5番から始まります。
2007.6.10出題
 無死走者無し。5番打者がヒットで出塁したあと、何を勘違いしたのか4番打者が打席に入り、三振をした。守備側のアピールはなかった。さて、5番打者は1塁にいる。次の正規の打者は何番になるだろうか。
6.10解答
 5番打者が1塁にいるので6番打者です。
2007.6.2出題
 無死走者無し。5番打者が三振したあと、何を勘違いしたか4番打者が打席に入り、三振をした。守備側のアピールはなかった。さて、次は何番打者の打席となるだろうか。
6.2解答
 5番打者です。
2007.5.27出題
 無死1塁。7番打者の打順なのに勘違いして9番打者が打席に入った。初球、盗塁で2塁へ。2球目にヒットを打ち、走者は一挙ホームへ、打者走者も1塁に生きた。ここで守備側から打順が違うとのアピールがあり、審判が認めた。さて、走者はどのようになるだろうか。                        @そのまま得点   A2塁から   B1塁から
5.27解答
 Aです。盗塁は打者の打撃と関係ないのでそのまま生かされます。当然ですがこのケースでは打者はアウトになります。
2007.5.19出題
 2死から4番打者が四球で出塁。勘違いして6番打者が打席に入った。2ストライクになったところで走者が牽制でアウトになった。さて、次の回は何番打者から始まるのだろうか。
5.19解答
打席が完了していないので正規の打者は5番となります。
2007.5.13出題
 無死2塁。ヒットエンドランの際に打者は片足を完全にバッターボックスの外に踏み出してバットを振り、ファールチップとなった。捕手は捕球しそのまま3塁に送球して2塁走者が3塁に達する前にタッチされた。さて、どうなるだろうか。
5.13解答
 足が完全に打席から出て投球がバットに当たった時点でボールデッドとなります。従って打者アウト。走者は2塁に戻ります。
2007.5.6出題
 無死3塁。3塁走者が投球と同時にスタートを切ったが途中で止まった。これを見た捕手が本塁上に出て捕球した。さて、どうなるだろうか。
5.6解答
 打撃妨害で打者を1塁へ、走者はそのまま3塁です。
2007.5.2出題
 無死3塁。投球と同時に走者がホームスチールのためにスタートを切ったので打者はバッターボックスから出た。捕手は本塁上で投球を捕り、走者にタッチした。さて・・・?                          @走者アウト  A打者が打席から出たのでやり直し  B走者は本塁、打者は1塁
5.2解答
 Bです。打者がボックス内にいようといまいと捕手が本塁上に出れば打撃妨害です。3塁走者には投手のボークが課せられます。
2007.4.22出題
 無死3塁。攻撃側がスクイズを行ない、3塁走者が投球と同時にスタートを切った。これを見た捕手が前に出たために打者のバットに触れたので打者はバントができなかった。さて、どうなるだろうか。
4.22解答
 投手のボークとなり、走者は本塁、打者は打撃妨害で1塁へ。
2007.4.13出題
 走者無し。打者がライト前にヒットを打ったが1塁を回るときに球を持たない1塁手と激突して倒れた。そこにライトから送球されてタッチされた。さて、どのように処置したらよいだろうか。
4.13解答
 走者を1塁に生かします。
2007.4.8出題
 一死2塁、打者はセンター前にヒットを打った。2塁走者は本塁を狙ったがセンターからの返球でアウト。その間に打者走者は(本塁アウトの前に)球を持たない1塁手とぶつかり、そのまま2塁に進んだが捕手からの送球でアウト。さて、どうなるだろうか。
4.8解答
 打者走者が1塁手とぶつかったことは2塁走者と関係がないので2塁走者はアウト。打者走者は1塁走者とぶつからなければ2塁にいけたと審判が判断すればセーフ。まず無理だろうということならやはりアウト。審判は指をさすなどぶつかったことを示しておくことが必要です。
2007.3.31出題
 挟殺プレー中、送球が走者の背中に当たったため、走者の前で送球を捕らえようとした野手と走者が激突した。さて、どう処置したらよいだろうか。
3.31解答
 球を持たない野手に走者がぶつかったのでオブストラクションで走者を先の塁に進ませます。
2007.3.25出題
 一死2塁。ライトフライの際に走者はリタッチせずに3塁へ進塁。投手がプレートについたあと、2塁手がリタッチしていないことに気づき、2塁送球してアピールした。さて、一度プレートについたあとのアピールは認められるだろうか。
3.25解答
 認められます。ただし、3塁に牽制するなど他のプレーが行われると認められなくなります。
2007.3.18出題
 打者がワンバウンドでスタンドに入る2塁打を打ったが1塁を空過した。野手はスタンドから投げ返されたボールを受け取ってボールデッド中に1塁でアピールした。さて、どのような判定をすべきか。
3.18解答
 審判は「タイム中だ」と答え、ジャッジをしない。アウトにするにはプレー再開後、アピールする。
2007.3.10出題
 打者がワンバウンドでスタンドに入る2塁打を打った。1塁を空過し、2塁に達した所で空過に気づいて1塁を踏み直した。さて、認められるだろうか。
3.10解答
認められない。ボールデッドのときには空過して次の塁に達したら踏みに戻ることは許されない。
2007.3.4出題
 一死走者3塁、打者が外野フライを打った。3塁走者は塁の後方に離れて、助走をつけて捕球後に塁に触れて本塁に生還した。さて、認められるだろうか。
3.4解答
この離塁法(フライングスタート)は正しいリタッチの方法ではないので、正しくアピールされればアウトになります。
2007.2.25出題
 無死2,3塁。打者がヒットを打ち、2走者とも本塁に。しかし3塁走者は本塁を空過しており、2塁走者が本塁に達した後に踏みに戻った。さて、認められるか。
2.25解答
後ろの走者が本塁を踏んだ後は踏み直しはできません。この場合、守備側が正規にアピールすればアウトになります。
2007.2.20出題
 無死三塁。エンドランの際に打者が片足を完全にバッターボックスから出してスイングしたがファールチップとなり、これを捕手が捕球した。さて、反則打球となるのだろうか。 
2.20解答
 なります。打球の行方(フェア、ファール)に関係なく打者が完全に踏みだし、バットに当たった時点でアウトになります。走者は元の塁に戻されます。
2007.2.13出題
 無死三塁。エンドランの際に打者が片足を完全にバッターボックスから出してスイングしたが、空振りした。さて、反則打球となるのだろうか。
2.13解答
 なりません。プレーはそのまま成り行きとなります。
2007.2.3出題
 無死2塁。1ストライク3ボール。投手がセットしている間に走者がスタートを切り、3塁に達した。投手はそのまま投球し、打者に当たった。(打者はスイング無し)さて判定は。
2.3解答
 デッドボールで走者は2塁に戻されます。
2007.1.31出題
 右打者に対する左投手のカーブがストライクゾーンを通り、打者の右足に直接当たった。さて、判定は?
1.31解答
 簡単ですみませんでした。もちろん、ストライクです。
2007.1.21出題
 四球を得た打者が1塁に触れて走り越し、すぐに塁に戻ろうとしたときに捕手から一塁に送球され、タッチされた。アウト?セーフ??
1.21解答
 四球であっても1塁へは走り越すことが許されるのでセーフです。しかしすぐに戻らなかったり、2塁を狙うそぶりを見せれば触球されるとアウトになります。
2007.1.14出題
 バットには規定があるのだが、規定外のバットを持って打者が打席に入った。さて、どのようになるのだろうか。
1.14解答
 太さ(太い部分が7cm)や長さ(106.7cm)の違反ややグリップの部分についての違反であればペナルティは無く、単にバットを交換させます。ただし、飛距離を伸ばすための細工であれば、使用したときはもちろん、使用をしようとしただけで打者はアウトになります。
2007.1.11出題
 3塁ゴロを捕球した3塁手が一塁に送球をしたがそれた。1塁手は左手にはめたミットで捕球し、走者より早く右手で1塁に触れた。さて、アウトになるだろうか。
1.11解答
 アウトです。きちんと捕球(グラブ、または素手)していればどこでも体の一部さえベースに触れればアウトにできます。しかしタッチプレーの場合には捕球している方の手でタッチする必要があります。
2007.1.2出題
 無死2塁。ボールカウント2−1。投球と同時に走者がスタートして盗塁は楽々決まりそうなタイミング。ところが投球は打者に当たり、打者はスイングをした。さて、打者、走者に対するそれぞれの判定は?                                                       @打者は1塁へ。走者は3塁へ。    A打者は1塁へ。走者は2塁から。             B打者はアウト。走者は3塁へ。     C打者はアウト。走者は2塁から。
1.2解答
 Cです。投球が打者に当たってもスイングしていればストライク。そして投球が打者に当たったので走者は元の塁に戻されます。
2006.12.24出題
 打球がホームベース前に転がった。それを捕った捕手が1塁へ送球した所、本・1塁間後半のライン上を走っていた打者走者にぶつかった。さて、判定は。
12.24解答
 ライン上は走路と認められているので成り行きとなります。
2006.12.16出題
 走者無し。打球はセカンドへのゴロ。しかし2塁手の送球はそれて、偶然1塁ランナーコーチにぶつかった。球が大きくそれたために打者走者は一気に3塁を狙ったが、3塁に達する前にボールを持った野手にタッチされた。さて、どのようになるのだろうか。                                    @そのままアウト     Aランナーコーチに当たった時点でアウト                         B走者1塁から再開   C走者2塁から再開
12.16解答
偶然なので@です。
2006.12.10出題
 無死3塁。打球はレフトの頭上を越えた。3塁走者はリタッチせずにいったん本塁を踏んだが捕球されそうだったので3塁へ戻ろうとした。レフトは打球に触れながらも捕球できず、本塁へ送球。三本間にいる3塁走者にタッチした。さて、どのようになるのだろうか。
12.10解答
 レフトが落球した時点で3塁走者の得点が認められます。ですから勘違いして3塁へ戻っても正規の得点となります。審判は3塁走者をプレーから除くよう指示します。
2006.12.3出題
 四球のボールを捕手が捕球できずにテイクワンベースのゾーンに入った。さて、打者走者はどこまで進塁できるのだろうか。
12.3解答
 1塁です。投手の投球当時が起点となります。
2006.11.25出題
 打球がファール地域にあるほうきにぶつかった後、フェアグランド内に転がってきて止まった。さて、フェア?それともファール??
11.25解答
 ファールです。
2006.11.18出題
 グラブに色の制限はあるのだろうか。あるとしたらどのようなものだろうか。
11.18解答
 野手のグラブには色の制限はありませんが投手にはあります。まず紐などを含めて一色でなければなりません。また、白と灰色はダメです。
2006.11.11出題
 試合前にメンバー表の交換を行った。しかしその後にチーム事情により3塁手を別の(控え)選手に替えたいとの申し出があった。さて、認められるだろうか。
11.11解答
 認められます。ただし初めにメンバー表に載っていた選手は正式に交替となるので、試合に出場することはできません。なお、投手については原則が打者一人を投げないと交替できないので、健康面での差し障りがあるような場合しか交替できません。
2006.11.3出題
攻撃中に代打で出場した選手がそのままレフトに入ったが、審判に告げるのを忘れてしまい試合が続けられた。先頭打者がレフトにフライを打ち、アウトとなった所で相手チームからアピールがあった。さて、交替を告げられていないこの場合、レフトフライはどのようになるのだろうか。                                                                          @そのままアウト   A打ち直し   B打者を1塁に生かして続行   Cその他
11.3解答
 @です。特にペナルティはありませんが、きちんと交替を告げましょう。
2006.10.29出題
 6番打者の打順のときに8番打者が打席に入り、ヒットを打った。しかし守備側は間違えに気づかず、アピールはなかった。さて、次は何番の打順になるのだろうか。                     @6番   A7番    B9番
10.29解答
 Bの9番です。もし6番や7番打者が打席に入ったらさらなる打順間違えとなるので注意が必要です。
2006.10.20出題
 走者3塁で、7番打者が打席に入るところ、間違って9番打者が入った。初球、WPにより走者がホームイン。次の投球を安打した所で守備側から打順間違えのアピールがあった。さて、3塁走者の得点は認められるだろうか。
10.20解答
 WPは9番打者の打撃とは関係がないので得点は認められます。
2006.10.15出題
 5番打者の打順のときに誤って6番打者が打席に入り、ボールカウント2−0となった所で攻撃側、守備側共に気づいた。攻撃側は5番打者に代わろうとしたが守備側はアウトを要求。さて?                                                               @5番打者がアウトで6番打者から    Aそのまま6番打者が続ける                            Bノーカウントで5番打者から        C2−0のまま5番打者
10.15解答
Cです。打順が違った場合には、打席が完了して守備側からアピールがあれば正規の打者がアウトとなり、次打者が次に入ります。また、打席を完了するまでは正規の打者が打席に入ることができます。なお、間違った打者の打球により進塁した走者は、打順間違えのアピールにより打者がアウトとなった場合には元の塁に戻されます。
2006.10.9出題
 3番打者の打順のときに誤って4番打者が打席に入りヒットを打った。ここで守備側が気づき、アピールした。さて、どのようになるか。                                                    @3番打者アウトで再度、4番打者から  A4番打者アウトで5番打者から                       Bヒットが認められ5番打者から       Cノーカウントで3番打者が打ち直し
10.9解答
@です。
2006.9.30出題
 無死3塁からスクイズが行われた。バッテリーがウエストしたため、打者はジャンプしてバットに当てた。そのとき、両足共にバッターボックス上をはずれて地面にはついていなかった。そして打球はファール。さて、判定は?
9.30解答
 ファールです。足がボックスの外に着かなければ反則打球とはなりません。2ストライクならもちろん打者アウト(スリーバント失敗)です。
2006.9.23出題
 無死3塁からスクイズが行われた。打者の片足はかかとがバッターボックスに触れながらもつま先がホームベースにかかっていた。打球はフェアゾーンに転がり走者はホームインした。さて、認められるか?
9.23解答
 認められます。バッターボックスのラインを踏んでいれば正規の打撃と認められます。
2006.9.17出題
 走者無し。2ストライクのあと、打者は見逃しの三振をしたが捕手が取り損ねたのを見て走り、送球より前に1塁に達した。さて、スイングしていなくとも「振り逃げ」はできるのだろうか。
9.17解答
できます。「振り逃げ」という言葉は公認野球規則(ルールブック)にはありません。「第3ストライクを正規に捕球できないとき」に打者走者はいわゆる「振り逃げ」ができます。
2006.9.9出題
 得点0−0で迎えた最終回の裏の2死満塁に打者が四球を選んだ。このとき、攻撃のチームが勝利をおさめるために進塁しなければならない走者を全て挙げて下さい。
9.9解答
打者走者と3塁走者です。この2者が整列するなど適当な時間がたっても進塁しなかった場合は審判はアウトを宣告し、試合を続行します。尚、アピールプレーではないので審判がよく見る必要があります。
2006.9.2出題
 1死1,2塁。打球は右中間へ。2塁走者が本塁に達したあと、1塁走者は3塁手前でタッチアウト。この間に打者走者は2塁に達したが、1塁を空過しており守備側にアピールされてアウトに。さて、得点は?
9.2解答
3死目が打者の1塁に達する前のアウトになるので得点は認められない。
2006.8.28出題
2死1,2塁。打者は柵越え本塁打を打った。しかし興奮した打者は途中で1塁走者を追い越してしまった。このとき、2塁走者は本塁には達していなかった。さて、得点は?
8.28解答
得点より先に3死となっているので得点は認められません。下の四球による押し出しのケースが例外と思っても良いと思います。
2006.8.20出題
 2死満塁。打者は四球のために1塁へ走った。ここでベースに触れたあとに2塁方向に飛び出したので球を持った野手がタッチしてアウトになった。この時点で3塁走者は本塁に達していなかった。得点は認められるか。
8.20解答
 四球による押し出しの場合には3死より遅く3塁走者が本塁を踏んでも得点は認められる。
2006.8.13出題
 走者2,3塁。3塁走者が3本間で挟まれ、2塁走者が3塁に触れている所に3塁走者も戻ってきて2走者が同時にベースに触れた。ここでボールを持った野手が @3塁走者、2塁走者の順にタッチした場合、 A2塁走者、3塁走者にタッチした場合。 さて、どのようになるだろうか。
8.13解答
 @、A共に2塁走者がアウトになります。これは2人の走者が同時にベースを踏んでいるときには前の走者(この場合は3塁走者)に占有権があるためです。
2006.8.7出題
 ある雑誌に載っていたのであえて同じような事例を載せてみます。走者2,3塁。3塁走者が3本間で挟まれた。2塁走者が3塁に触れているときに3塁走者が戻ってきて2人が同時にベースに触れた所で2塁走者に対してアウトの判定。さて、正しいか。
8.7解答
 間違っている。同時にベースに触れただけではアウトになりません。
2006.7.31出題
 1死走者2,3塁。スクイズをはずされ3塁走者が挟まれた。2塁走者が3塁ベースについていたときに3塁走者が守備妨害をした。さて、2塁走者の3塁進塁は認められるのだろうか。
7.31解答
3塁走者が次塁へ進塁していないので、2塁走者は2塁に戻されます。もちろん、3塁走者はアウトです。
2006.7.24出題
1死3塁。3塁手はバントシフトにより前進したが打者は強打。3塁手がはじいた打球が走者にあたった。さて、判定は。
7.24解答
 故意ならば走者アウトで打者は1塁へ。偶然であればインプレーで成り行きです。
2006.7.15出題
前問と同じ1死2塁のときに打者がベンチ内にフライを打った。捕手はベンチ内で捕球をし、倒れ込むことはなかった。さて、どのようになるのだろうか。
7.15解答
 倒れ込まなかった場合にはインプレーです。ですから走者が進塁することも可能です。(リタッチは必要ですが。)
2006.7.8出題
 1死2塁のときに打者がベンチ前にフライを打った。捕手は捕球したがそのままベンチ内に倒れ込んでしまった。さて、どのようになるのだろうか。
7.8解答
打者はアウトとなり、走者は3塁へ進塁できます。ボールデッドです。
2006.7.2出題
 三・本塁間のファールグランドを転がっている打球に三塁手がグラブを投げて当てた。さて、判定は?
7.2解答
 ファウルボールに関してはペナルティがありません。
2006.6.26出題
 無死1塁。3塁へゴロが飛んだ。捕球した3塁手が1塁へ送球したが大きくそれたため、1塁手がグラブを送球に投げ当てて止めた。さて、どのようになるのだろうか。
6.26解答
1塁走者は3塁へ、打者走者は2塁まで進めます。やはりインプレーなのでアウトになる危険を冒してそれ以上の進塁を狙うことができます。打球処理の最初のプレーなので投球当時から2個の塁、前問は打球処理の2つ目のプレーなので野手の手を離れた瞬間が起点となります。
2006.6.21出題
 無死1塁。打球が遊撃手へのゴロとなり遊撃手から2塁へ送球し、1塁走者はアウト。そして1塁へと送球したが悪送球となった。ここで打者走者は2塁を狙ったがカバーに入った右翼手がグラブをボールに投げつけ、当てて止めた。すぐにボールを拾って2塁に送球し、走者は2塁に達する前にタッチされた。さて、どのようになるのだろうか。
6.21解答
ボールが2塁手の手を離れた瞬間を起点とし、2個の塁をあたえられます。つまり球が2塁手の手を離れた瞬間に打者走者が1塁に達していれば3塁まで、1塁に達していなければ2塁への進塁が認められます。ただし、インプレーなのでアウトになる危険を冒してそれ以上の進塁を狙うこともできます。
2006.6.12出題
プロ野球G対Mの対戦。Gの4番打者が2死1塁からスタンドに入る本塁打を打って、走者、打者が本塁を踏んだ。その後、3塁手がボールを持って3塁ベースにに触塁して1塁走者の空過をアピールした。審判は1塁走者の空過を認め、アウトにした。さて、得点は?
6.12解答
2死から前の走者がアウトとなるので得点は認められません。ちなみに本人が空過して本塁打が認められなかったケースは何回かあるそうですが、他の走者の空過で本塁打が取り消されたのはプロ野球では初めてだそうです。
2006.6.4出題
ファールフライを捕手がマスクで捕球した。アウトになるだろうか?
6.4解答
ファールです。帽子やマスクを本来つけている所からはずして故意にボールに触れさせてはいけません。
2006.5.27出題
小雨の中の試合。走者無し。ボールカウント1−3。ここで投手が投球しようとしたがボールが滑ってしまい落とした。ボールはそのまま転がり、3塁線をこえる少し前で止まった。さて、判定は?(前問、前々問と比べて下さい)
5.27解答
ノーカウントです。しかし3塁線(1塁線)を越えるとボールがカウントされます。
2006.5.21出題
小雨の中の試合。1死2塁、ボールカウント1−3。ここで投手が投球しようとしたがボールが滑ってしまい落とした。ボールはそのまま転がり、3塁線を少し越えた所で捕手がとった。さて判定は?(前問と比べて下さい)
5.21解答
やはりボークとなり、1死3塁、ボールカウント1−3から始まります。正しくは投手がボールを落とした時点でボークを宣告します。
2006.5.13出題
小雨の中の試合。1死2塁、ボールカウント1−3。ここで投手が投球しようとしたがボールが滑ってしまい落とした。ボールはそのまま転がり、3塁線をこえる少し前で3塁手がとった。さて判定は?
5.13解答
ボークとなります。1死3塁、ボールカウント1−3から始まります。
2006.5.6出題
1死走者1塁、ボールカウント1−2のときにヒットエンドランが行われた。打者は片足を完全に打者席から踏み出してスイングし、ファールチップとなった。これを捕手が捕球して2塁に送球したがセーフとなった。さて、判定は?                                                      @打者アウト、走者は1塁に戻す      A2−2とし、走者2塁                                       Bカウント1−2,走者アウト         Cその他
5.6解答
@です。反則打球なのでその時点でボールデッド。打者アウトとなり、走者は元の塁に戻されます。
2006.4.30出題
左打席に立っていた打者がボールカウントが2ストライクとなった所で、右打席にうつることは許されるだろうか。
4.30解答
許されます。ただし、投手が投手板に触れて捕手のサインを見ているときに移るとアウトになります。
2006.4.22出題
無死3塁。サインはスクイズ。バッテリーがウエストしたところ、打者は片足を完全に打者席から踏み出してボールをバットに当てたが、ファールとなった。さて、判定は?                          @ファール A打者アウト B3塁走者アウト
4.22解答
Aです。今年度より解釈が変わり打者がアウトとなります。
2006.4.15出題
以前の練習試合でのこと。走者1塁で打者の構えた位置は打者席の本塁よりの中央付近。投球と同時に走者は盗塁。ここで打者が捕手よりに一歩下がって(ドア)スイングをしたために捕手の二の腕を直撃。さて判定は??(みなさんの意見をお聞きしたいのですが・・・。)
4.15解答
地域の審判員の方が主審を務めて下さいましたが、NSさんの書込みの通り打撃妨害となりました。しかし故意に行うことは危険なのでやめてもらいたいものです。(故意ならば守備妨害という判断にはならないものでしょうか?弱気な解答ですみません)
(平成17年度 千葉県中学校野球大会各チーム選手遵守事項より)
打者は、死球による安全進塁権を得るために、投球のコースから逃げなかったり、故意に捕手のミットを叩くなどして打撃妨害を誘うような行為は、絶対にしない。
2006.4.8出題
無死満塁。打球が右中間深くへ行ったため走者は全て本塁に達し、打者も3塁へ進んだが2塁走者が本塁を空過していた。しかし捕手が勘違いし、主審に3塁走者が空過したとアピール。さて、どのようになるのだろうか。
4.8解答
主審はセーフの判定をします。ただし、塁の空過のアピールは通過した走者の数だけ、つまり今回のケースでは3回できるので捕手は続いて他の2走者についてアピールすることができます。
2006.4.2出題
2死2、3塁。打者のバットが捕手のミットに触れながらも打球は右中間へ。2走者は本塁に達し、打者は2塁へ。しかし打者が1塁を空過したと守備側からアピールされ、アウトに。ここで攻撃側の監督が打撃妨害を選択するとの申し出が。さて、どのようになるのだろうか。
4.8解答
塁を空過した場合、1個の塁を進んだと判断されます。ですからこの場合、全ての走者(打者を含む)が1個の塁を進塁したことになるので監督の選択権はありません。しかし空過はやはり空過なので打者走者はアウトになります。2死からのフォースアウトになるので得点は認められません。
2006.3.26出題
選抜高校野球でのこと。2死満塁で打者の打った打球はレフト前へ。3塁走者に続き、2塁走者もホームイン。ところが守備側が2塁走者が3塁を空過したとアピールし、審判も認めて2塁走者はアウトに。さて、得点は??
3.26解答
2塁走者は3塁フォースアウトと同じ扱いになります。この場合は2死からなので得点になりません。それにしても野手が走者の触塁を見ることの大切さがよく分かりました。
2006.3.21出題
打球がバウンドしてスタンドに入ってエンタイトルツーベースとなった。打者が1塁を空過して2塁に達したところで、1塁を踏み直した。さて、許されるのだろうか。
3.21解答
許されません。ボールデッドの場合には次の塁に達したら踏み直しは認められません。試合再開後、1塁でアピールされればアウトとなります。
2006.3.13出題
 一死三塁。打者が外野フライを打った。三塁走者はベースの後方に離れた。そして助走をつけてスタートして本塁に達した。ただし三塁ベースを踏んだのは捕球の後だった。さて、許されるのだろうか。
3.13解答
正しいリタッチではありません。ボールを持って塁に触球されてアピールされればアウトになります。
2006.3.6出題
 球速130kmをこえるストレートとすばらしいカーブとフォークを持つ投手と対戦した。打つことをあきらめた打者はバッターボックスには入ったが、打撃姿勢をとらなかった。そして主審が注意しても打つ意志を見せなかった。このような場合、どのようになるのだろうか。                            @打撃放棄でアウト  A投球させ、普通通り  Bその他
3.6解答
Bです。主審は投手に投球させ、明らかなボール球であっても全てがストライクとなります。プロ野球(セリーグ)で投手がホームベースから離れた所に立ち、わざと三振する場面がありますが、とりあえず打撃姿勢をとっているのはこのようなルールがあるからだと思います。
2006.2.27出題
 無死1,2塁。打者の打った打球は右中間を抜けた。2塁走者に続き1塁走者もホームイン。ところが2塁走者は本塁を空過しており、気づいた2塁走者が本塁を踏み直した。さて、認められるのか?
2.27解答
1塁走者が本塁を踏んだあとなので認められません。3塁走者にボールを持ってタッチするか本塁を踏んでアピールすればアウトとなります。
2006.2.21出題
 打者が本塁前にバントをして1塁へ走ろうとしたときに、打球を処理しようとした捕手と衝突した。さて、走塁妨害?守備妨害??それとも???
2.21解答
本塁周辺の場合は、どちらかが故意に妨害しない限り成り行きでボールインプレーです。
2006.2.14出題
 無死2,3塁。打者のバットが捕手のミットに触れて打球はショートへのゴロ。ショートがファンブルしている間に3塁走者は本塁へ。打者は1塁へ達したが2塁走者は進塁できなかった。さて、どのようにして試合が続けられるだろうか。
2.14解答
 打撃妨害のときには、「全ての走者と打者の一人でも1個以上の塁を進めなかった場合」に監督がそのプレーの成り行きか、打撃妨害かを選択する権利があります。この場合、2塁走者が進塁していないので監督に選択権があります。1点を入れて無死1,2塁か、監督が申し出して無得点で無死満塁となります。
2006.2.6出題
 無死1塁。ヒットエンドランのため1塁走者は投球と共にスタートを切った。打者が打つときに捕手のミットに触れ、打球はライト前のゴロ。打者はライトゴロでアウト。1塁走者は3塁へ進塁した。さて、打撃を妨害されたがどのようになるだろうか。
2.6解答
 打者走者が1塁でアウトになっているので監督に選択権があります。このまま1死3塁で続けることもできるし、監督が申し出れば打撃妨害として無死1,2塁とすることもできます。
2006.1.31出題
 無死2塁。走者が盗塁をしたのだが、打者が打とうとしたときに捕手のミットがバットに触れて打つことができなかった。さて、打者は?走者は??
1.31解答
 打者には1塁があたえられる。走者は原則的には元の塁に戻るが、盗塁行為があったので3塁へ進む。
2006.1.24出題
 走者無し。ワインドアップで投球しようとしたときに投手がボールを落とし、足下に転がった。さて判定は?
1.24解答
走者がいないのでノーカウントです。ただしボールが1,3塁線を超えた場合にはボールとなります。
2006.1.17出題
 4番打者が死球により、一つ前の3番打者が特別代走に出た。5番打者が犠打を決めて1死2塁。ここで攻撃側が特別代走に対して正式に控えの選手を代走に出した。さて、代走は認められるか。認められるとしたらどの選手が試合から退くか。(高校野球での実例をともに出題しました)
1.17解答
 代走は認められます。そして退くのは元の選手、つまりこの場合だと4番打者となります。
2006.1.12出題
 打順が3番から始まるところ、5番打者が入りヒットを打った。次に3番打者が打席に入りその初球に盗塁成功。ここで守備が打順の誤りに気がついた。さて、盗塁は成立?そして打順はどうなる??
1.12解答
まず、5番打者が誤って打席に入りヒットを打ちましたが(更に誤っていても)次打者に投球したので5番打者のヒットと打席は正規のものとなります。ですからボールカウントを引き継いで6番打者が入り、盗塁も認められます。
2006.1.5出題
 打順が5番から始まるところ、間違って6番打者が打席に入った。ボールカウント2−1になったところで守備側が気づき、アピールした。さて、どのようになるだろうか。              @5番アウトで6番が2−1から     A2−1で5番                              Bノーカウントとし5番から        C5番アウトで6番がノーカウントから
1.5解答
Aです。ちなみにこの6番打者が打席を完了(ヒット。アウト問わず)したあとに守備側がアピールをすると5番打者アウト。そして6番打者がもう一度打席に入ることになります。
2005.12.19出題
 走者2塁。ショートがフェイント気味で牽制に入り、すぐ守備位置に戻ろうとしたときに帰塁しようとした走者とぶつかった。このとき、2塁手にボールが送られ、タッチされた。どのような判定になるだろうか。
12.19解答
オブストラクションにより走者を3塁に進ませます。また、2塁走者の視界をふさぐ動きをするショートを見かけますが、これも走塁の妨害になるのでやめましょう。
2005.12.13出題
 打者がセンター前へヒットを打った。しかし1塁を回ったときにボールを持たない1塁手とぶつかり倒れた。その間にセンターから送球され、タッチされた。さて、判定は?
12.13解答
オブストラクションにより、打者走者を1塁に生かします。(ぶつからなければ2塁へ進塁できたとの判断であれば2塁へ進塁だと思います)
2005.12.4出題
 1死2,3塁。スクイズの際に3塁走者がスタートを切るのを見た捕手が前に出て打者のバットに当たった。2塁走者はスタートを切っていなかった。さてどのような判定になるだろうか。
12.4解答
3塁走者の得点は認められ、打者は打撃妨害で1塁へ。走塁行為のなかった2塁走者はそのまま2塁になります。
2005.11.27出題
1死走者2塁。打者がセンターへヒットを打ち、2塁走者が本塁を狙ったのでセンターは本塁へ送球。打者走者は1塁を回ったところで球を持たない1塁手とぶつかって倒れたが、そのまま2塁へ走った。しかし捕手からの送球でアウト。さて、打者走者の判定は?
11.27解答
 プレーが落ち着いたあと協議をし、妨害がなければ2塁へ進塁できたと審判が判断したら2塁セーフ、進塁できなかったと判断すればアウト。1塁塁審はぶつかったときに1塁手を指さし、アブストラクションのシグナルをしておきます。
2005.11.20出題
ライト線に長打を打った打者走者が2塁を回ろうとしたとき、2塁手がボールを持たないのにタッチのまねをした。打者走者はよろけたがそのまま3塁へ向かった。しかし3塁寸前でアウトに。さて・・・。
11.20解答
オブストラクションで走者を3塁に進ませます。ずるいことはやめましょう。
2005.11.13出題
無死2塁。カウント2−1からバウンドする投球を打者が空振り。捕手も捕ることができなかった。するとこのボールが球審のマスクに挟まってしまった。打者は?走者は??(9.8と比べて下さい)
11.13解答
走者には1個の進塁権。今回は打者も振り逃げができる場面なので1塁への進塁が許されます。
2005.11.6出題
走者1塁で、盗塁を試みた。捕手が送球しようとした際、球審に当たったために送球できなかった。さて、どのように処置したらよいだろうか。
11.6解答
球審の守備妨害で走者は戻されます。ただし、走者がすでに2塁近くにいるようなときには進塁が認められます。ボールデッドです。
2005.10.29出題
一死走者1,3塁でボールカウント2−1。ここで3塁走者が本盗を試みた。しかしスタートがよかったため、ストライクゾーンで投球と接触してしまった。さて、判定は?
10.29解答
打者は三振、走者のホームインは認められます。ボールデッドとなり、他の走者も1個の進塁が認められます。ただし二死であればホームインは認められません。
2005.10.23出題
無死1塁。送りバントをした。打球は本塁前に転がり捕手が1塁へ送球した。ここで、1塁線の前半部分でラインの内側を走る打者走者に送球が当たったために1塁手は捕球できなかった。守備側からはアウトではとのアピール。さて・・・。
10.23解答
1塁線の前半部分は3フィートラインがないので、送球が当たったという理由でアウトになることはありません。特にペナルティはなくインプレーです。
2005.10.10出題
強い打球が2塁手のグラブをはじき、そのまま右中間に転がっていった。ライトがこのボールにグラブを投げつけてぶつかった。さて、一度野手に触れた打球にこのような行為があった場合、走者に安全進塁権が与えられるのだろうか。また与えられるとするといくつなのだろうか。
10.10解答
3個の安全進塁権が与えられます。打球にグラブなどを投げつけた場合には、野手に触れたかどうかは関係がありません。(インプレーです)
2005.10.4出題
走者1塁。1塁手がグラブをはずして、はたいているところに投手が牽制球を投げた。あわてた1塁手は帽子を手に持ち、帽子で送球をとらえた。さて、許されるのだろうか。
10.4解答
野手が帽子、マスク、その他着衣の一部を、本来つけている箇所から離して、送球に故意に触れさせた場合、走者には2個の塁が与えられます。この場合、ボールインプレーです。
2005.9.27出題
打者が打った打球は3塁ゴロ。送球が一塁手の左(本塁側)にそれたので1塁手は打者走者にタッチを試みた。打者走者はよけたが1塁ベースを踏んだ後フェアーグランドに転がった。これを見た1塁手がボールを持ってタッチ。さて、1塁ベースを踏んだ後、フェアグランドにいる打者走者はアウトか?セーフか??
9.27解答
セーフです。打者走者は1塁については踏んだ後に越えることが許されています。フェアグランドかファールグランドかは関係がありません。なお、2塁をねらう動作が見られると、触球されればアウトとなります。
2005.9.20出題
無死3塁。サインはスクイズ。打者は投手の前に転がし、投手が捕手に送球したがセーフ。捕手が1塁へ送球したところ、1塁線後半の内側を走る打者走者に送球が当たった。さて、打者走者と3塁走者に対する判定は?
9.20解答
打者走者はアウト。3塁走者のホームインは認められます。ワンプレー(この場合はホームでの3塁走者へのプレー)があった後は、送球が当たったときに先の塁に達した走者の進塁が認められます。ただし最初のプレーであれば、走者は投球時の塁に戻ります。
2005.9.14出題
走者1塁。投球と同時に盗塁をした。捕手が送球をしようとしたところ、球審と接触したために送球できなかった。タイミングは送球すればギリギリアウトになりそうであった。さて、判定は?
9.14解答
審判の妨害で走者は元の塁に戻されます。ただし明らかに進塁できたとの判断であれば盗塁が認められます。
2005.9.8出題
無死1,2塁。カウント2−1からバウンドする投球を打者が空振り。捕手も捕ることができなかった。するとこのボールが球審のマスクに挟まってしまった。打者は?走者は??
9.8解答
打者は三振でアウト。ボールデッドとなり、走者には1個の進塁権が与えられます。
2005.9.4出題
またもやN中対M中。M中の2塁走者が牽制球に引っかかり、ランダウンプレーに。走者が2塁方向に戻ろうとしたところボールを持たない野手と衝突した。その後、ボールを持った野手にタッチされた。さて、判定は?                                                            @走者は2塁へ   A走者は3塁へ   B走者はアウト
9.4解答
Aで走者は3塁へ進塁できます。走塁妨害については、走者がどちらの塁に向かっているかは関係なく、妨害されたら先の塁に進みます。
2005.8.23出題
市川の某大会。M中対K中。M中の守りで走者2塁。投手がセットして止まっているときに2塁走者がスタートした。右投げの投手がプレートを踏んだまま左足を3塁方向に踏み出し、3塁ベース上の3塁手へ送球。走者にタッチした。K中側からは2塁走者に対するプレーなので、プレートをはずさずに3塁へ投げるのはボークではないかと質問。アウト?ボーク??
8.23解答
走者の進塁によって送球の必要があるのでその塁に走者がいなくてもアウトになります。
2005.8.17出題
江戸川カップのN中対M中。M中の攻撃で無死1,2塁。打者は送りバントをし、捕球した投手は1塁へ送球をして打者アウト。と、ここで2塁へ進むはずの1塁走者が2塁を踏む前になぜか1塁へ戻ってきた。1塁ベースを踏んだところでN中の1塁手がタッチ。さて、2塁へ進むはずの走者はアウトとなるのか。
8.17解答
セーフです。打者走者がアウトとなった時点で、1塁走者の進塁の義務は無くなります。もちろん、ベースに触れる前にタッチされればアウトです。ただし、2塁ベースを踏んだあと、守備を混乱させる意図があるとアウトとなります。いくら1,3塁が好きでも素直に進塁するのが良いと思われます。
2005.8.9出題
江戸川カップのN中対M中。N中の攻撃で無死1,3塁。1塁走者が牽制球を誘うように大きなリード。M中の投手がプレートをはずし、1,2塁間にいる2塁手に送球。N中からは1塁走者に対して2塁手への牽制球はボークではとアピール。さて?
8.9解答
1塁走者に対する必要なプレーであればボークとはなりません。
2005.8.3出題
無死1塁。打者は投手の頭上にフライを打ち上げた。ところが投手がなぜかさわらないで、ワンバウンドしてから捕った。1塁走者は1塁ベースを踏んだまま、打者走者はどうせアウトだろうと、走らなかった。ボールは2塁、1塁と転送されて審判はそれぞれアウトのジャッジ。攻撃側はインフィールドフライにより、打者アウト、走者は1塁ではないかと主張。さて・・・?
8.3解答
ダブルプレー成立です。インフィールドフライは無死、または1死で走者1,2塁か満塁のときのみです。ただし、今回のケースでも野手(投手)がグラブか手に当ててから落とせば故意落球としてボールデッド(打者アウト、走者そのまま)になることもあります。打者走者がきちんと走ればダブルプレーにはならないので、きちんと走りましょう。
2005.7.28出題
無死3塁。投手の牽制に引っかかり、走者が挟まれた。明らかにアウトになりそうなとき、捕手が本塁上でボールを持っていたところに走者が突進し、ぶつかっていった。捕手はその勢いで飛ばされてボールを落とし、走者は本塁を踏んだ。さて、アウト?セーフ??
7.28解答
アウト! このようなラフプレーは許されません。絶対にやめましょう。この他、足を上げるスライディングや野手の足をすくうスライディングもやめましょう。
2005.7.16出題
無死、走者2塁。打球は浅めに守っていたショートへのゴロ。ところがショートはトンネルをしてしまい、偶然真後ろを通っていたセカンド走者に打球が当たった。さて、判定は?
7.16解答
故意でなければ走者はアウトにもならず、インプレーです。そのまま成り行きになります。ただし、他の内野手の守備機会もない場合です。また、投手を除く内野手が守備する前の位置であれば走者アウトとなり、打者は1塁へ進みます。(ボールデッド)
2005.7.9 出題
1死1,3塁。1塁走者が盗塁を試みてスタートを切ったが、打者が打ち、ライトに大きなフライ。3塁走者はライトが取った後、リタッチしてホームイン。その後、ライトは飛び出した1塁走者をアウトにするために1塁へ送球し、アウト。さて、得点は認められるか。
7.9解答
得点になります。前回同様、フォースプレーではありません。ただし前回とは違いこのケースでは攻撃側のミス(インチキ?)はないので、完全に得点が認められます。
2005.7.2出題
1死満塁。サインはヒットエンドラン。打球はセカンドライナー。2塁手は飛び出している1塁走者をアウトにするために1塁へ送球。走者は送球されるときにはすべて次のベースを踏んでいた。しかし守備側がベンチ引き上げてスコアボードを見たら1点が入っていた。さて、???
7.2解答
得点になります。フライやライナーで走者が飛び出しているときにはフォースプレーではありません。また、3塁走者がリタッチしていなくとも、得点となります。3塁走者をアウトにするためにはボールを持って3塁に触塁し、リタッチしていないことをアピールします。1塁で3死を取った後でも、3死目を3塁走者に置き換えることができます。
2005.6.25出題
とある大会のこと。0−0で迎えた最終回の裏、2死満塁。カウントは2−1。次の投球は大きく曲がるワンバウンドのカーブ。打者は空振りをし、捕手は後逸。打者走者を含む全走者が進塁したため、攻撃側はサヨナラ勝ちだと主張。守備側は1塁に走者がいるから振り逃げはできないと主張。さて、どちらが正しいか?
6.25解答
サヨナラ勝ちです。確かに振り逃げは走者が1塁にいるときにはできませんが、2死のときだけは走者が1塁にいてもできます。ちなみに、2死満塁でこのケースであればフォースプレーとなります。
2005.6.20出題
6月19日、N中対M中の練習試合。N中、無死走者無し。M中の投手がワインドアップから投球しようとしたところ、打者が構えていないことに気づき、投球を中断した。N中の選手からはボークなので、ボールカウントが1つ増えるとの主張。さて正しいか・・・。
6.20解答
走者がいないのでノーカウントです。もちろん走者がいればボークです。ただし、打者が構えていないときに投球することは許されていないので、投手の皆さんは「クイックリターンピッチ」をしないよう気をつけましょう。(詳しくは顧問の先生へ)
2005.6.13出題
ある練習試合。無死2塁。打球は三遊間のゴロ。ここで打球を処理しようとしていた遊撃手と2塁走者が接触。さて、走塁妨害?それとも守備妨害??
6.13解答
今回は簡単だったと思います。守備妨害となり、走者はアウト。打者は1塁に出塁となります。他に走者がいた場合には、元の塁に戻ります。(1塁にいた場合には、打者走者に押し出されて2塁へ進塁)
2005.6.9出題
 第8回KINRIN CUP。対戦はO中対S中。S中の攻撃無死2,3塁。3塁走者が挟まれ、ランダウンプレーに。3塁走者、2塁走者が3塁ベースについているときにO中の野手がボールを持って両方の走者にタッチ。審判は「アウト」のジャッジ。
 と、ここで2塁走者がアウトになることはほとんどの方が知っていると思う。が、なぜか3塁走者がベースを離れ、3塁線を大きく離れてファールグランドを通り、1塁ベンチへ向かった。そしてその途中、1塁ベンチの監督から一言。「一応、ホームベースを踏んでこい」
 さて、アウトと勘違いして3フィートを越えた走者がホームベースを踏んだとき、ホームインとなるのか?それともアウトか??
6.9解答
Mさんの掲示板への書き込み通り、ホームインです。ラインアウト(3フィート・オーバー)はタッチされるときに外へ出るか、元々外にいた選手がタッチをさけるためにさらにわずかでも外に出たときに適用(アウト)されます。また、走塁放棄はアウトになっていない走者がベンチに入るなどのときに適用されます。