ローズマリーの学名Rosmarinusはラテン語で「海のしずく(rosmaris)」の意味を持つ。石灰質の岩がむき出しになったプロバンスの山中など、地中海沿岸地方に自生している。 その歴史は古く、聖母マリアが赤ちゃんのキリストを抱いて、ギリシャから脱出するときに、ローズマリーの小枝にブルーのマントをかけて敵を欺き、ローズマリーは白い花だったが、そのときからブルーの花になったとの言い伝えがあります。 また、1世紀に著された薬物誌にLibanotisと言う名で書かれています。古代ギリシャ時代には、髪に小枝をさしたり、古代ローマ時代には宴会の花輪として利用されたりしました。また、ローズマリーは記憶や思い出の象徴とされ、故人を忘れないために墓穴に小枝を投げる風習があります。
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![]() ローズマリー・ホール |
千葉県安房郡丸山町。国民宿舎しおさいの隣り。館山市街から国道128号線を鴨川方面へ約8km。 1993年2月訪問時には、ローズマリーの庭と中央にある教会風の建物(ローズマリー・ホール)しかありませんでした。建物内では、いくつかのハーブ関連の商品を販売していましたが、今は、シェークスピア・カントリー・パーク内にショップがあります。 |
![]() 入口にある展望棟からの眺望 |
![]() シェークスピア(1564-1616) | ローズマリーは、イギリスでは16世紀によく知られるハーブとなり、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」、「ハムレット」、「冬物語」、「リヤ王」に登場します。 |
![]() ローズマリー公園から見た シェークスピア・カントリー・パーク |
![]() 1993年2月に初めて訪れた南房総にある丸山町は、風車とローズマリーの里づくりを進めていた。公園内にはローズマリーが真っ盛りで、ハーブの栽培を始めて間もない私は感動するばかりだった。翌年2月に再び訪れると、公園内に加え、道路沿いにも一面ローズマリーだらけであった。 そして、1997年4月にシェークスピア・カントリー・パークがオープンした。これを機会に、1998年2月に再度、この地を訪れた。 |
![]() ギリシャ神話のオブジェ |
![]() 星座のオブジェ | 初めて訪れた時から気に入っていた場所がこのリバーサイド・プラザ。公園から出て左の方向に歩き橋を渡ったところにリバーサイド・パーキングの標識がある駐車場がある。この奥へ進むと、風車のある広陵とした景色が現れる。そこがリバーサイド・プラザだ。あまり知られていないせいか、訪れる人は少ないが、おすすめのスポットである。 |
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