センテッドゼラニウム



ローズゼラニウム(1997/5自宅にて撮影)

  • scented geranium(英語)
  • 分類:フウロソウ科ペラルゴニウム属多年草
  • 和名:においてんじくあおい
  • 原産:南アフリカ

センテッドゼラニウムは、芳香性のあるゼラニウムの総称で分類上はペラルゴニウムとなっています。開花期が長く花・葉の色や形が豊富です。草丈は30cm〜60cmほどの高さで、花は離弁花で条脈が入っています。

比較的地味なハーブ類のなかで、爽やかな緑色で芸術的な形をした葉とピンク色の鮮やかでかわいい小花が咲く姿は絶品です!


ラジュムゼラニウム(1997/5自宅にて撮影)
ほとんどのペラルゴニウムの仲間は南アフリカの喜望峰に原産し、19世紀半ば頃にフランスの香水業界が商業的に利用し広く知られるようになったそうです。

センテッドゼラニウムは、一般的に、その香りによって分類されています。ローズの香り、ミントの香り、レモンやシトラスの香り、フルーツやナッツの香り、スパイシーな香りに分類されています。

精油成分には、ゼラニウムオイルが含まれ強い芳香があり、化粧品などの香料、入浴剤、ポプリなどに利用されています。料理には、花をサラダにしたり、葉をケーキに焼き込んだり、シャーベット、バター、ジャムなどの風味つけにしたりして利用できます。


アップルゼラニウム(1997/5自宅にて撮影)
日当たりが良く、水はけが良い肥沃な土地を好みます。丈夫で育てやすく、挿し木で容易に増やすことができます。寒さには比較的強いですが、関東以北では屋内に入れるなどして防寒して下さい。



「ハーブの本」で紹介しました「香りと花のハーブ図鑑500(主婦の友社)」、「ハーブの知識と応用(小松美枝子著、グラフ社)」、「月刊ハーブ1997年3月号(誠文堂新光社)」を参考にしました。
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