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バームは、葉がレモンの香りがするので、通常「レモンバーム」と呼ばれています。バームは、南ヨーロッパの山地に原生し、ディアーナ(ローマの女神)の神前に供えられたハーブのひとつだったそうです。学名のMelisaは、ラテン語ではちの意味で、はちみつを取るための植物として古くから栽培されていたようです。
鎮静、健胃、強壮の作用があるそうです。また、発汗を促し、発熱、頭痛に効くそうです 。バームとセージの組み合わせは、老衰を抑え、長寿の薬として知られています。
バームの栽培は、春か秋(温暖な地域)に種を蒔くか苗を購入します。挿し木や株分けで容易に増やすことができます。日中、陽が射すところに、種を直播きしたり、あるいは鉢を置いて下さい。陽の当たらない場所や湿度の高いところでは、カビが生えてしまいます。
乾燥して保存するために収穫する場合、花が咲き始めるときに、株もと辺りから柄ごと切り取って下さい。
レモンバームは、生の葉を一人分4〜5枚を目安にしてハーブティーにして飲みます。また、チキン、魚、羊肉、豚肉の料理のシーズニングや紅茶にレモン代わりとして利用できます。その他、入浴剤、ポプリ、染色にも利用できるようです。