オルセー美術館・オランジュリー美術館

 2019年8月7日(水)開館時間9時過ぎに「Visitors without tickets」の列に並ぶが、すぐに入場。セキュリティチェックを受け、チケット購入のための列に並ぶ。それ程時間も取られずに、無事オルセー美術館との共通券を購入。2部屋の4面に展示されたクロード・モネ「睡蓮」は圧巻。
 その後、オルセー美術館へ行く。今度はチケットを持っているので、「Visitors with tickets」の列に並ぶ。オランジュリー美術館とは異なり、長い列ができているが、「Visitors without tickets」の列に比べれば、3分の1程度。20分程並んだだけで、セキュリティチェックを受け、入場。どこを見ても、日本人には馴染みのある印象派の絵画だらけ。ルーブル美術館よりもオルセー美術館のほうが親近感を覚える。


  すんなり入れたルーブル美術館

 2019年8月2日(土)、パリに着くと、アパートのコンシェルジュが、ルーブル美術館は予約しないと入られなくなってしまいました、と教えてくれた。早速インターネット予約しようとしたが、公式HPではもう午前中の空きはなく、午後のみだった。当初パリミュージアムパスの2日券を買って、ルーブル美術館とオルセー美術館とオランジュリー美術館に行こうと思っていた。事前に購入したチケットがないと、2時間以上並ばなければならないかもしれない。事前購入チケットがあれば、短時間で入られると聞いていたからだ。
 2019年8月3日(日)、散歩がてらルーブル美術館に行った。19時過ぎだというのにまだ行列ができていた。そして、「MUSEUM EXCEPTIONALLY BUSY NO FURTHER TICKETS SOLD TODAY Only tickets purchased online ensure entry to the museum.」(博物館は非常に混雑していて、今日販売されるチケットはこれ以上ありません。オンラインで購入したチケットのみが博物館への入場を保証します。)という掲示があった。人の多さに驚き、これはインターネット予約しないとまずいと思い、再び公式HPを見る。昨日よりも状況が悪くなっている。良い時間帯がない。旅行会社のサイトの方がまだましだ。予約手数料3ユーロ必要だが、17ユーロ+3ユーロ=20ユーロで予約する。
 2019年8月8日(木)、予約時間13:30の30分程前にガラスのピラミッド中央入口の「Visitors with tickets」の列に並ぶ。10分程でセキュリティチェックを受け、入場。リシュリュー翼入口に並び、チケットチェック。「身分証明書の提示が必要」と、チケット購入した際のメールには書いてあったが、パスポートチェックはなかった。並び始めて30分程で「モナリザ」に到着。ゆっくり鑑賞するどころではなく、「Only one photo 」で移動しろ、と数人の警備員に言われる。皆、ここで写真を撮るために並んでいた感じ。現在「モナリザ」は2階ルーベンスの部屋に移動している。
 シュリー翼2階が閉まっていたので、「トルコの浴場」は見ることができなかった。また、「ナポレオン1世の戴冠式」がある部屋も工事中だった。
 今回1番印象に残っているのは、「サモトラケのニケ」だ。大理石のニケがいまにも飛び出しそうな筋肉の状態が彫刻されている。一方、「ミロのビーナス」は26年前よりも色褪せ、年老いた印象だった。ルーブル美術館は迷路のようで、適当に歩いている時に見たイランのコーナーは結構興味深かった。17時30分頃には放送が入り、立入禁止区域を作って、18時には完全に追い出す感じだった。
 ルーブル美術館への入場は非常に心配だったが、想像以上にすんなりと入場できた。パリミュージアムパスを持っていても、インターネット予約しなければならないのなら、事前に公式HPで予約した方がよい。2日券で元を取ろうと思うと、ハードスケジュールになってしまうから。公式HPで希望する時間に予約できないなら、3ユーロ払っても旅行会社のサイトで事前予約した方がよい。ルーブル美術館を訪れる予定のある人は、できるだけ早く公式HPで予約して、限られた旅行時間を有効的に使いましょう。 ルーブル美術館はあまりに広くて全部見るのは絶対に不可能。自分が見たい作品を計画的に見て、その後は迷路のような館内を散歩してみましょう。意外なコーナーで新たな発見があるかもしれません。

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