絵日記ログ・ルーカス紹介4
 覚悟を決めたルー君は、かぐやんとお付き合いすることにし、かぐやんの乙女心に健気に付き合います。だけどトラウマーなのは治ってないので、時々ちぐはぐになることがあります。ちゅーするときは、絶対かぐやんの両手を押さえつけて身動きとれないのを確認してからじゃないとダメとか……。(刺されるのが恐いので)
 ルー君はかぐやんが気を悪くしないように、必死でトラウマを隠します。かぐやんがルー君を殺そうとしたなどとは、口が裂けても言いません。一生懸命笑って、一生懸命かぐやんが楽しくいられるように頑張ります。
 だけどその内、かぐやんもそれをいぶかしむようになります。ルーカスは何か無理している、何か隠していると思うようになるのです。
 ところでルー君は、魔王城にいるイリジャたんともちょっとだけ仲良しでした。この辺の経緯はちょっとストーリーがまだ定まっていない部分なので、確定出来ないのですが、まあなんですか、イリジャはファーストと仲良しだし、ファーストの嫁になる気満々なので、ルー君のことはいずれ義弟になる男と思っています。(笑) それにルー君もイリジャが人の心を読む能力があることを知っているので、複雑な心境も読み取ってそれでも穏やかにいてくれるイリジャの前では、楽になれるのです。
 そんな様子なので、たまにイリジャが遊びに来てくれると、ルー君とイリジャは傍から見るととても仲良しそうに見えるのです。で、案の定、かぐやんはそれを見てしまい、イリジャに対して非道く嫉妬します。イリジャは、人の心を読む能力がある代わりに、他人から強い敵意や殺意を向けられると、ノックアウトしてしまうという性質があります。そういうわけで、かぐやんの嫉妬ビームでイリジャはノックアウトしてしまいます。(ちなみにその後、かぐやんは、年端もいかない少女であり、しかも他人に敵意を抱かれただけノックアウトされるというハンディキャップのあるイリジャに対して、非道いことをしたと反省し、謝ります。イリジャもかぐやの誠意がよく分かるので、かぐやんを受け入れ、二人は友達になります)
 あと、イティル君もかぐやんにとっては嫉妬の対象でした。時々魔王都に現れては、ルー君と接触し、ルー君はイティルの前ではかぐやに見せるのとは違う表情をするので、なんだか気にくわない、と思うのです。
 基本的には、かぐやんはそうして嫉妬したとしても、相手に嫌がらせとかはしない良い子です。イリジャの場合はイリジャの方が、かぐやんが感情を抱くだけでノックアウトされるというアレだってので仕方ないのですが、基本的にはかぐやんは、ルー君と他の人との間であったことについてかぐやんが気に入らなかった場合は、その相手ではなくルー君に言います。
 そんでかぐやんに文句言われて、ルー君は「イティルさんの前でデレデレするのはやめよう……」と思うわけです。
 そんな調子で、周りへの嫉妬を含みつつ、かぐやんのルー君への猜疑心はもやもやと募っていきます。ルー君は相変わらずちゅーの時は両手拘束してくるし、かぐやがおねだりしてもちゅー以上はしてくれません。そんなことも手伝って、かぐやんは耐えきれなくなって、ルー君に何か隠しているなら教えて欲しいと言います。だけどルー君は、自分が思い出すのも辛いことを、かぐやにまで思い出させる訳にはいかないと思い、沈黙します。
 かぐやはルー君から聞き出せないので、他の人にも聞いてみるのですが、周りの人たちはみんなかぐやが記憶喪失になることで辛さを回避したことを知っているので、誰も教えてくれません。
 そうしてかぐやはみんなが自分に隠し事をしている誰も教えてくれない誰も自分を信用してくれないと、追いつめられて行きます。あんまりにかぐやんが荒れるので、ルー君は観念して、かぐやんの望むようにすると言って一夜を共にします。(えー) ルー君はかぐやんを好きだけど、トラウマが克服出来ていないので、同時にかぐやんが恐いのです。でも我慢してかぐやんに満足して貰おうと頑張ります。
 せくーすして貰えたら、もしかしたら満たされるかも知れないと期待していたかぐやんは、ルー君がひたすら辛そうにしてることにショックを受けます。そして「私といると辛いの?」と言って、ルー君がそんなことないと笑うとほっぺをひっぱたいて嘘つきと罵って泣きます。
 ルー君はもうどうしたらいいか分からなくて、とりあえず謝ってみるのですが、また殴られます。愛想笑いなんかするなとなじられ、泣かれて、でもどうしようもないのでひたすら謝ります。
 ルー君は、自分は色々あってかぐやを疑わせるような態度をとってしまうけれど、でもそれはかぐやのことを想ってのことで、そうしてかぐやを不快にさせる結果になったとしても、自分のかぐやへの想いだけは本物だから、それだけは信じて欲しいと言います。お願いだから信じて欲しいと何度も懇願します。
 かぐやは泣くばっかりで、その内泣き疲れて寝てしまいます。ルー君は朝チュンになってもまだどうしたらいいか分からなくて苦悩します。

 さて、途中なんですが、私もそろそろ時間的に朝チュンしてしまいそうなので寝ます。(オイ)
 それにしてもかぐやんはヤンデレだなあー。ルー君不器用すぎ!(笑)



 かぐやんが目覚めると、きれいな顔にくっきりくまをつけてルー君がため息をついているのが見えました。ルー君はかぐやが起きたことに気付いていないらしく、窓の外などぼやーっと見ています。
 かぐやは布団の中から憔悴したルー君の顔を眺めて、殴ったり罵ったり非道いことをしたと反省します。ルーカスにも事情があって、それでもかぐやに誠意を示そうと頑張っているのだと、かぐやは感じます。そして、器用で要領よく見えるルーカスが、自分のことで悩んで上手く行かなくて朝まで寝られないなんて、なんだか可愛らしいし嬉しいと感じます。かぐやは、ルーカスには誠意はあるのだから、自分の思い通りにならないから怒るのではなく、上手に出来ない彼を自分が大切にしてあげなくてはいけないのだと思うようになります。
 かぐやはルーカスに昨日は非道いことをしてゴメンと謝ります。かぐやんはルーカスのかぐやへの想いをを信じると言います。ルー君はかぐやの言葉に救われ、嬉しくて笑います。かぐやんはルー君は愛想笑いやら営業スマイルは出来るけれど、本当に嬉しくて笑うことは少ないのだと知ります。そんな彼の少ない笑顔を、自分はどれくらい見られるだろうと思うのです。
 それからしばらくルー君とかぐやんの関係は安定します。ルー君も少し乙女心の機微に詳しくなって、かぐやんのご機嫌をとるのも上手くなります。かぐやんはルー君がそうやって試行錯誤しながら自分と向き合ってくれていることが嬉しいと感じます。
 ところが幸せは長くは続きません。ある日突然、なんの前触れもなく、かぐやんの記憶が戻るのです。かぐやはルーカスの部屋に遊びに行く途中でした。突然フラッシュバックした記憶に、かぐやは打ちのめされます。
 大好きだったルーカスが自分たちを騙し続けていたこと、ルーカスが葉月を殺したこと、自分がルーカスを殺そうとしたこと、ルーカスが死んでしまうのが悲しくて、自分も死のうとしたこと。
 そして思い至るのです。ベットの上で見たルーカスのお腹にはずいぶん大きな傷跡がありました。その傷を負わせたのは自分だったと言うこと。また、ルーカスがキスする時に自分の両手を拘束するのは、自分がキスをねだって不意打ちを仕掛けたことが彼のトラウマになってるからだと言うことにも思い至ります。そういえばルーカスの不可解な態度は、今思えばほとんどが怯えであったではないか……。ルーカスはかぐやに悟られないように、その怯えを必死で隠そうとしていたこと。
 かぐやはルーカスは自分と付き合う上で、ひとりで辛さに耐えていたのだと知ります。自分はそれを知らず、わがままを言ったり、ずいぶん脳天気なことを考えていたと、かぐやは自分の軽薄さにショックを受けます。
 かぐやは突然の記憶復活と、ルーカスの辛さを思い知らされて、耐えられなくなります。先ほどまで軽かった足取りは凍り付いて、もう一歩も進めません。
 ルー君はいつものようにかぐやんが部屋に来てくれるのを待っていました。もうすぐ春だから、クレアに頼んでお花見に行ったら、かぐやは喜ぶかも知れないなあとか、そんなことを考えていました。しかし、まめな性格のかぐやが、今日に限ってやってきません。とうとう日が暮れて、ルーカスはもう今日はかぐやは来ないのだと、そう断じます。かぐやだって、たまにはルーカスに会わない日があったって不思議じゃないと、そう思うことにしました。ただなんとなく、釈然としない気持ちは残ります。


 さて、超絶眠いので今日はここまで!
 ところで、ひとり☆なぜなに☆だてでんのコーナーだよ。このコーナーは青川さんから寄せられただてでんに関する質問に青川さんが答えるコーナーだよ! 人はそれを自作自演と呼ぶよ。
 今日の青川さんからの質問はコレだよ→「ルー君ってくまできんの?ww」 それに対する青川さんの回答はコレだよ→「詳しくは分からないけどルー君は異常回復力があることだし代謝とか血流とか良さそうだからくまは出来ないんじゃないかなあ? 要するに設定をとるか、演出をとるかって話だよwww」
 うん。どこからどう見ても、私以外の人間に用のないコーナーだった。_| ̄|○

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