絵日記ログ・リーフ・クロム紹介4
 リーフちゃんってこのとき14才なんだなあ。若いなあ。(オイ)
 さてまあ、それでですね、キートの手引きでリーフは猫耳一族と一緒に国を出るんですが、まあ世間的に見たら、誘拐に見えると思うんですよね。猫耳一族は危うい立場なのに、貴族の娘(リーフ)の誘拐の疑いまでかけられたらたまらんわけです。キートは一族の中でリーフを守ろうとしたけど、守りきるのは無理でした。リーフは猫耳一族とずっと一緒にはいられないわけです。
 キートは考えました。西方の小国はこのように色々権力争いがごちゃごちゃしてて、大変です。だけど、もっと東に行けば、自由の都(笑)・魔王都があるわけです。リーフちゃんもそこまで逃げることが出来れば、何とかなるんじゃないかと。
 キートはリーフに、魔王都に行ってはどうかと伝えます。リーフはキートの話を聞いて、そのようにしようと思います。それでキートはリーフを魔王都へ送り届けます。
 それでなんでかは知らないんだけど(オイ)、キートってアイミさまと知り合いなんだよ! なんかもうホントにキートって何者なのかよくわからないや……。(オイ) まあそういうわけでキートがアイミさまにリーフちゃん預かってって頼むわけです。

 魔王アイミは徳のある人で、リーフの身の上には深く同情しました。でも全然いわれのない小娘を引き取るのはどうかなあとも思います。それで魔王城にリーフを置く代わりに、リーフにはそれなりのことをしてもらわないと、と言うわけです。
 アイミさまは言います。「あなたは何が出来るの?」と。問われてリーフは思います。自分は箱入り娘で何も出来ないと。だけどリーフは覚悟だけは一人前でした。クロムと再び会うためならば、どんな苦労も厭わないと、そう決意していたのです。だからこう答えます。「何も出来ません……今は。でも、覚えます」 アイミはリーフのまっすぐな気持ちを評価して、リーフを魔王城の飯炊き係に置くことにするのです。

 まあそんなわけで、クロム君はリハビリ中、リーフちゃんは国を逃れて魔王城へっていうふうになります。
 あっ、よく考えたら後半戦ってここからだった!(オイ)

 前にルレンちゃんがリーフちゃんの家事能力を尊敬しているということを書いたけれど、リーフちゃんって箱入り娘でなんにもやったことなかったのに一から覚えて上手になったんだよねえ。

 リーフが魔王城に来た頃って、魔王城にはユラとクレアしかいないのかな。イリジャいたかな……(年表確認中)……あ、どっちが先か書いてないや(笑) まあでもリーフが先かな。
 クレアはまああまり他人に感心がないし、リーフは戦闘員じゃないので、ほぼ気にしてないです。ユラはリーフのこと結構好きになります。年も近いし。ユラは戦闘員として近衛隊に入ってきたルレンに対しては新人いじめ(笑)をしたけど、リーフは戦闘員じゃないし近衛隊に入ったわけじゃないので、普通に仲良くなりました。リーフはユラのこと「隊長」って呼ぶんだけど、二人っきりの時とかは「ユラ」って呼んだりします。
 イリジャが魔王城に来てからは、リーフはイリジャのことを妹のようにかわいがります。イリジャもリーフが世話してくれるので甘えて、二人は仲良しです。まあ両親を亡くしたイリジャから見たら、両親を捨てて逃げてきたリーフというのは、アレかも知れないけど。リーフはイリジャがファーストのことをずっと心に留めていて、たとえ側にいなくても、ずっと一緒なんだって思っていることを、自分のクロムへの思いに重ねてて、それでイリジャに対してシンパシーがあるんだと思います。
 昔、らくがきメモに書いたリーフとイリジャの気持ちの違いについての考察を転載して今日はおしまいに。ほぼイリジャたんマンセーな内容ですがwww すいません……。

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 イリジャのセリフメモっつーか昔書いたヤツ。

#歩む道はひとつでも、あなたの隣ならそれでいい。
#ひとりでゆくのが怖いなら、側で一緒に歩くから。

#一体、君は何を待っているの?
#誰を待っているの……?

#待ってるんじゃないんだ。
#だって、離れていても歩く道は一緒だから。

#あなたはこの子にとって光なのよ。
#私にとって、リーツがそうであったように。

#俺にはさ、生きる道はひとつしかなかったから……
#今はもう、それを失ってしまった。

#お兄さん言ったよね?
#生きていれば、道は後からついてくるって。
#ひとりで歩くのが不安なら、ずっと側で一緒に歩くって。
#イリジャはお兄さんとずっと一緒だよ。
#いつでも一緒だよ。

 イリジャ、ハヤト、イリジャ、リーフ、ファースト(修理後)、イリジャの順。
 オリキャラページのイリジャの頁の「イリジャはお兄さんとずっと一緒だよ」というセリフは、ファーストに向かって言ったもの、ではないんですよ。
 魔王城の誰かに問われて、そしてファーストのいないところで、イリジャが自分の生き方として「ファーストとずっと一緒」と言うのです。例え離ればなれでも、ずっと一緒だと。

 リーフが自分と比べて言ってるのは、リーフもクロムと離ればなれで、でもずっとクロムを想い続けてきたということ、なんですよ。
 ただ、リーフはクロムの「君と僕とは、いつかまた何処かで会えるよ」という言葉を信じ、再会を待ち望んでいるわけです。リーフのクロムを信じる心は、純粋だし強いものだけれど、もしリーフはクロムと出会えなかったら、そこでリーフの信じていたことが崩れてしまう。
 だけどイリジャは、例え会えなくても、自分はお兄さんと一緒、と言うのです。だからイリジャの方がワンランク飛び抜けているというか……。
 リーフは、クロムはどんな状態に陥っても、リーフに会いたいだろうし、会いに来てくれるだろうというクロムの良心を信じられるのですが、イリジャはちょと事情が違うわけです。
 イリジャは、ファーストがもし自分に会いたいと思っていたとしても簡単には会えないこと、そして場合によっては自分はファーストに殺されるかも知れないし、そうでなかったとしても非道い目に遭わされるかも知れない、ということなのです。ファーストというか、エリさんというファーストのバックにいる人物の悪意を知っているから、イリジャは「会えなくても」「殺されたとしても」自分はお兄さんと一緒という風に思えなくては、ファーストを想えないんです。そのへんがリーフちんとは違うんだなあと。

 リーフは、待ってる、んです。クロムを待っている。
 だけどイリジャは待ってはいない。今この瞬間も、自分はお兄さんと一緒って思っているのです。だからイリジャはハヤトの「誰を待っているの?」という問いに「待っていない」と答えるのです。

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