絵日記ログ・クレア紹介2
 さて、世界中を見て回る旅にひとりで出かけたクレア。魔界のあっちこっちを旅します。
 クレアは生クレアの魔道の素養を受け継いでいて、しかもクレアは魔界を旅しながら魔道についても勉強するので、無学の生クレア以上の魔道士に成長していくのです。
 クレアは生クレアの才を引き継いで、創成魔道を扱うことが出来ます。一応、頑張ればヒトを造れるレヴェル。創成魔道が使えるっていう設定のキャラは(1世だけなら)、エリさんと、ファーストと、魔鏡君と、クレアだけです。覚えておいて損はないぜ!(得もないが) この4人の中では、エリさんがピカイチの実力です。範囲が限られているけれど魔鏡君もエリさんに負けず劣らずの実力者です。で、その次がクレアで、ファーストはやっと使える程度、って感じです。
 クレアは創成魔道を扱えるすごい魔道士なんですが、それ以上に彼女には、彼女にしか出来ない必殺技的な魔道があるんです。それは幻術です。で、クレアは幻術が扱えるこの世で唯一の人間で、幻術士と呼ばれ恐れられるのです。
 幻術ってどんなだよっていうのはまた面倒くさい説明をしなくてはならないんです。前にちょっとだけ説明したような気もしますけれど……、もう一回! 魔道談義が好きじゃない人はごめんね。

 さて、皆様、スピリットシェルの話を覚えておいででしょうか? 覚えてないよね! うん、分かってる。前に書いたのを引用するね。
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 さー皆さんお待ちかね!(誰も待ってないよ) スピリットシェルの話を始めるよー!(オイ) スピリットシェルっていうのは、精神の外壁のことだよ。ATフィールドとは似てるような似てないようなって感じかなあ。
 肉体は、触ったり殴ったりすることで、影響を与えることが出来るけれど、精神には簡単に干渉出来ない。それは何故か、スピリットシェルがあるから、なのです。精神は脆く崩れやすいものだけど、スピリットシェルで守られているので、外部から干渉されないのです。
 で。スピリットシェルを突破出来る者というのは、限られています。ひとつは魔界の古い5種族のひとつ、忘却の民(イエローヒース)です。忘却の民は、自分が物理的に触れている相手のスピリットシェルを突破して、相手の精神に直接触れて操作することが出来る能力を持っています。記憶を消したりねつ造したり出来ます。
 もうひとつは、幻術士。つまりクレアのことです。クレアは魔界で唯一の幻術士なのです。クレアは、自分が相手を五感+レーダー能力のいずれかで捉えることが出来れば、その相手のスピリットシェルを突破して、精神に影響を与えることが出来ます。ただ、忘却の民のように器用なことは出来ません。眠らせるとか、嫌なことを思い出させるとか(これはトラウマを持つ者にはかなり効果が大きいです)、幻覚を見せるというようなことが出来ます。
 まあそんなわけで、スピリットシェルを突破できる能力者というのは、忘却の民かクレアしかいないわけです。これは生まれた時から持ち合わせた能力なので、研究や鍛錬で身に付くものではありません。
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 さて、忘却の民がスピリットシェルを突破できるのは、まあその、魔界の古い5種族のチートな特殊能力ってことで勘弁して欲しいのですが、忘却の民ではないクレアがスピリットシェルを突破出来るのには、わけがあります。
 クレアは生クレアの創成魔道によって生み出された存在ですが、ファーストのようにしっかりした存在ではないのです。クレアは最初幻のような幽霊のような実体のないものでした。それがだんだんしっかりした存在になってきたのですが、それでも最初から実体を持った存在として造られたものではなく、どこかふわふわした存在であり続けたのです。
 まあなんというか、クレアはクレア自身のスピリットシェルが、他の人より、薄い、んです。薄いというか、もろいというか、網目みたいになっているというか?
 クレアが生クレアと、記憶や感覚を共有できていたのも、クレアのスピリットシェルが薄くて、生クレアの精神とクレアの精神が、すぐ近くで、癒着するような、そんな感じになっていたからなんです。クレアは元々、生クレアに対してそういう風であるような存在だったので、スピリットシェルが薄い、のです。
 で、クレアはそのスピリットシェルの薄さを利用することで、幻術を使えるのです。なんかこう、クレアが相手の精神に対して影響を与えようとすると、クレアのスピリットシェルはふわーってなって、相手のスピリットシェルを突破出来るんですよ!(意味分からん) ……自分で言ってて情けなくなってきた。・゚・(ノД`)・゚・。 なんてひどい設定。
 まあそんなわけで、クレアはその生まれの特殊性故に、幻術を扱うことが出来、この世で唯一の幻術士となったわけです。

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