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我が頭上に光りあり
我が足下に闇はあり

我は始まりなり
そして終わりなり
始祖と終焉を司る者なり

『author』









喜びよ
悲しみよ

我が我であったその時よ
我が我であったその場所よ
我であった者よ
我であった物よ

混沌よ

『混沌の庭』









手を伸ばせば
崩れてしまう
けだるい幻を
自分だったそれを

掴もうとすれば
崩れてしまう
はかない幻を
誰かだったそれを

『混沌の庭』









「だって考えてみろよ、
自分が自分である保証は何処にある?
昔は胸張って言えたよ、『俺は俺だ』ってね。
でも今は、自信がない。
俺が一体何者なのか―。」

『混沌を統べる天使』









右手と左手が
一緒に動く
一見仲良しのように見えて
実はかみ合っていないのかもしれない
彼女が近づけば彼は遠ざかり
彼が近づけば彼女は遠ざかる

『2人の兄妹』









「僕は君を悲しませただろうか
もしそうなら謝らなくてはならない
僕は君を独りにしたから
でも償うこともできやしない
あの時僕は
自分の悲しみで目が見えなかった
大切な人を失って
君だって悲しかったのに
僕は君を悲しませただろうか
もしそうなら謝らなくてはならない」

『死せる者』









「恐かったの。
たった一人で闇の中へ赴くのは。
だけど貴女が生きてくれるなら、
大丈夫だって思ったの。
貴女は私みたいなものだから。
でももういいのよ、
それが貴女にとって重荷なら、
貴女は貴女で生きればいい。」

『死せる者』









廻る廻る
思い出の日々
禁された闇の中で
運命の糸をたぐり
誰かの幸せを願う
廻る廻る
未だ訪れない日々
見守ることしか
出来ないとしても

『運命を守る天使』









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